DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

行動の多様性を引き出す

わたすげ
公園湿地のかわいいお花…わたすげでしょうか

ホップみたい
大きな木にぶらさがっていたもの。これ何でしょう?
長さ3㎝くらい。ホップみたい


なんかいる
『なんかいる!』
テルモが森の奥に匂いか音か何か気配を感じてじっと様子をうかがっています。
「テルさん、なんかいる?なんだろうねえ。」
と声かけて一緒にじっと立っていると、くるりと振り返って私の顔を見ました。
「なんだろうねえ?」と話しかけると、もう一度木立の奥に注意を向けましたが、ふっと戻って歩き始めました。

何がいたのかな~。

そのあと歩いていたら遠くをキタキツネがピューっと走って横切って行きました。
それを見たテルモは、俄然全身にやる気をみなぎらせて顔を上げてキツネに向かってキビキビと歩き始めました。キツネが過ぎ去った方向に鼻を掲げて匂いを捕捉しながら足を速めます。
全身の筋肉が生き生きと動いているような獣らしい後ろ姿でした。

先日の投稿でご紹介した冨澤先生の環境エンリッチメントの記事。



その中に「感覚エンリッチメント」のひとつとして

動物園では、異なる種の糞や尿を染み込ませた段ボールなどを展示場に置くことで行動の多様性を引き出すこともあります。

とあります。
今日のテルモはまさに異種動物の姿と匂いをとらえて狩りに向かうような姿でした。
散歩は最高のエンリッチメントですね。