DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

あらためて狂犬病と畜犬登録

犬飼いにはちょっと捨て置けないニュースが入って来ましたね。
狂犬病の予防注射は無事にお済みですか?
テルモは引っ越し前に横浜で済ませました。

COVID-19で感染症専門医の立場から分かり易い情報発信をしてくださっている忽那賢志先生の記事をシェアします。統計指標などが適切に示されていて大変分かり易いです。





毎年、当たり前のように予防注射している狂犬病ですが、実のところ、ほぼ何も知らないなと気が付きました。
日本は狂犬病がない、世界では数少ない清浄国であるせいもあってか、改めて説明される機会も、ましてやセミナーなんて今更感ありすぎて…って感じですかね。

少し調べてみたら、2019年に日本獣医師会が「狂犬病ワクチン接種の見直し意見に対する日本獣医師会の見解」を発表しています。

  • 狂犬病は哺乳類全般が感染しうること
  • 海外からの輸入感染症として入ってくる場合があること

などを理由に狂犬病の予防の大切さを指摘しています。

さらにひとつ気になったことがあります。
この日本獣医師会の見解の中に、厚労省調べによる平成29年度の犬の飼育頭数、約630万頭のうち狂犬病接種率は約7割の450万頭。
ところが、ペットフード協会調べによる犬の飼育頭数は約890万頭となり接種率は5割になると報告されています。

飼育頭数の時点で260万頭もの開きがあるということは、畜犬登録をしていない犬がそれだけいるということですね。
畜犬登録をしていれば、毎年必ず狂犬病注射のお知らせが保健所から来るわけですが、していなければ…

犬を飼ったら、まずはいの一番に畜犬登録を!ですね。