DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

散歩のない犬との暮らしなんて

テルモとレンギョウ

札幌は今レンギョウの黄色い花が満開です。
近くの公園の生け垣が通りの向こう端まで黄色い。
すぐそばの高校の正門にもエントランスまでの道、両側がレンギョウで、登校する生徒たちを応援しているかのよう…

ですが、残念ながら今は休校中なのでただ静かにレンギョウが咲くだけです。

今日はあいにく午後から雨になりお散歩は朝1回のみでした。

散歩に行けないとつまらないですねえ、テルモだけでなく私も…

散歩に出れば、季節の花々や鳥や虫、近所の子どもさんたちや、もちろん犬のお友達や、緑の移ろいなどいろんなものに出会います。

そして、テルモがそれらにどんなふうに反応するのかを見ることも楽しいです。

テルモは犬連れさんに会うと、かなりの頻度で犬よりもまず飼い主さんのほうに近づいていくことが多いです。初対面の犬なら、なおさら。
そして、お相手の飼い主さんになでてもらって足にすりすりしてしまいには足元にゴロ~ンとへそ天になる

「あらら~汚れちゃうよ~。」とか
「わあそんなに嬉しいの~?」とか
「犬より人のほうが好きなのねえ。」とかいろいろな言葉をかけてもらいます。
たまに「あら?こんな見知らぬ人に服従しちゃっていいの?」とか言われることも

『この体勢って服従なんだっけ』とかおもいつつニヤニヤして見ています。

犬同士で仰向けに寝転がる犬は他方の犬に服従を示しているという見方はどうやら昔からあったようですね。本当にそうなのかを調べた人がいるそうです。


この本に書かれていました(47頁から)。
2匹の犬が遊ぶ多くの動画から抽出された248例の「寝転がり」のうち服従的なものは1例もなかったそうです。
犬同士が遊んでいる時の寝転がりは、遊びの中での「けんかごっこ」の一部ととらえられたそう。
寝転がりながら相手犬の遊び半分の噛みつきを阻止したり、自分から噛みつきを仕掛けたりしていたんですって。

さらに、寝転がることで体の小さい相手が自分に飛び乗ったり噛みついたりしやすいように「手加減」するためのセルフ・ハンディキャッピング(自分にハンディをつける)行動であるとも考えられると。


相手が人間の場合はどうなるのかなぁ

知れば知るほど謎は増えます
だから、散歩はやめられない