こんにちは。
関東地方は気温の低い一週間だったようですね。
東北のほうが気温が高かったみたい。
テルモ地方は気持ちの良いお天気が続いて嬉しい。
日曜日は朝、昼の農業学校、夕方と3回外歩きしたテルモ。
3回目の夕散歩は、いつもより少し遅れて行ったので、馴染みの仲間たちは帰ったあとで、たまに一緒になる7か月の中型ミックスのディムくんに会いました。
以前にも一度遊んでいるので昨日も少し一緒に遊びました。
ディムくんは、犬と遊ぶのが大好きで上手~。
テルモ11才、ディムくん7か月なので、前回もそうだったけど、ディムくん子どもらしい仕草が見られて、ほのぼのします。
テルモの口元を低い姿勢で下から、ペロペロしに来ます。
子犬が母犬によく見せる甘えたような、ご飯をねだるようなあのしぐさ(*´ω`*)
それを上手に何度もかわしつつ相手するテルモも我が犬ながら『さすが大人だな。』と親バカ全開で眺めています。
それから、追いかけっこになったり、ワンプロになったりします。
追いかけっこは、ディムくんさすがにエネルギー豊富で速い!
テルモは追いかけますが、途中でバテます…昨日は特に日中めいっぱい動いてお疲れモードだったしね。
ワンプロは、だいたいテルモが下になってゴロンとひっくり返って「カカッテコイ!」ポーズを見せて誘い、ディムくんが飛びかかる。
ハンディキャッピングですかね?
体格も年齢も遊びキャリアもテルモのほうがずっと上だから(*^^*)
昨日は途中までディムくんと一緒に歩いて帰ったので、初めてかいぬしさんとゆっくりお話しできました。
ディムくんは、保護犬団体出身で4か月におうちに来たこと。
それまでは兄弟犬数頭と一緒に育ったこと。
うちの周りでは、外に出た途端に尻尾を後ろ足の間に挟んで怖がりまるっきり歩けないこと。
ある日、この公園に連れて来たら水を得た魚のように目が生き生きとして、ウキウキで歩き回ったこと。
以来、散歩は面倒でも、お子さんとディムくんを乗せてこの公園まで車ではるばる来ていること。
などなど…お話してくださいました。
こんなアクティブで天真爛漫なディムくんにそんな一面があったとは夢にも思わず。
物怖じしない快活なパピーちゃんだなあと思っていました。
それにしても、飼い主さんご家族の懸命の努力に心から頭がさがりました。
ディムくんのためにこうして散歩に毎回遠くまで出かけて来て。
だんだんと成長して思春期を迎えると、また今までとは違った行動も出て来るのかな?
どうか、ディムくんの怖さに蓋をしてリードジャークで無理やり歩かせるようなおかしな訓練にだけは出会わないようにと、ただただ祈るばかりです。
先週、こんな本を読んでいました。
長いタイトルだ^^;;;そこにもちょっとした仕掛けがあるようですが。
世の中、どんどん早く速く便利になっているように見えます。
でも、不便のなかにもよいことがあるんじゃないでしょうか?
というのが、著者の川上浩司さんが提唱されている「不便益」です。
本の中で、川上さんは、ご自分が幼い頃にマンガ雑誌の広告で見た「睡眠学習機器」のことを例に、こんなふうにおっしゃっています。
学習とはすべて、「自分の時間や手間をかけて、自分が変わることにリアリティーを与える作業」です。(p.34より)
そして、努力せずに自分が変わったところでそれを本当に人は喜ぶのだろうか?と述べています。
ふふ。ドラえもんにはそんな秘密道具が色々出てきますけど(笑)
また、別の章では、人と環境の関係において、人はなにひとつ変わらずに環境だけを変えて人に従わせることを「人が変わらずにすむ」と喜んでいる場合ではないと指摘されこのように書いていらっしゃる。
変わらずにすむのではなく、それは変わる能力を発揮する機会を奪われているだけかもしれない。…(中略)…
不便が与える益の一つは、手間をかけ頭を使わされるという不便は、自分を変えてくれる、ということなのです。(p.123より)
こう考えると、「何かを学んでそこから自分に何が出来るかを試行錯誤して暮らす」なんていうのは、今なら最高ランクの不便なのかもしれません^^;;
だけど、それが楽しくてやめられなくなるのは、人間が根源的に持っている「何かを知りたい」とか「もっと習熟したい」とか「未知のもの出会いたい」とかいう欲望を満たすからでは?
そうやって、広がる新しい世界は自分をどんどん新しい関係に導いてくれるものだと信じています。
ディムくんのご家族が手間暇かけてお散歩に出かけて来ていること。それは『この犬を知りたい、そして本当の家族になりたい。』そんな気持ちの現れなんじゃないのかな。
今日も読んでくださってどうもありがとう。
またディムくんに会えるかなー。