こんにちは。
昨日まではとても寒くて朝晩ストーブ焚いてました
今日やっとお日さま燦燦と照って嬉しい
庭のオーニングがようやく活躍できて、お外でパソコンカタカタやっています
裏の小さな国有林にどうやらカラスが営巣している?オギャアオギャアみたいな野太いけどあどけないような鳴き声が聞こえてます
ご近所で150巣ほどで子育て中のアオサギたちも給餌に忙しいらしく、かなり暗くなっても南西方面に向かって飛んで行くのが見えます
しかも渡り着いた当初よりかなり高度が低いので疲労気味(-_-)?民家のアンテナギリギリの高さをかすめて飛んでますね
思わず「おつかれさ~~ん!」と声かけます…(^^;)
こちらに越して来てからずっと気になっていた市民による生き物調査に、今年はじめて参加しています。
「さっぽろいきものさがし2022」を開催するッコー!札幌の自然環境の状況を把握するため、森林、草地、水辺などの環境の指標となる生き物を市民みんなで調べる一斉調査なのです。5月9日から申込み受付開始だッコー!https://t.co/foiSa21Uzh pic.twitter.com/QHhU7VceUl
— カッコー先生(公式) (@kakko_sensei) 2022年5月6日
おかげでマルハナバチのなかでも外来種のセイヨウオオマルハナバチだけは見分けられるようになりました。
実はセイヨウオオマルハナバチは日本では外来種で、なかでも北海道では全道に定着して、在来ハナバチや植物分布などに影響を及ぼしている種だそうです。
2年前に買ったこちらの図鑑
撮影したハナバチの種類を調べるのにとても使い勝手が良いです
北海道と本州では、いわゆるブラキストン線で、ハナバチに限らず植物も動物もかなり種類と分布が異なるんですね。
だから、北海道ではどうか?が書かれているかどうかは重大なポイントです
この本にも、外来種としてセイヨウオオマルハナバチが載っています
生き物さがし2022に参加すると、ハナバチについてはかなり詳しい見分け方の図表が配布されます。
そこで、過去2年間で撮影したハナバチ写真を見直してみました
あーいるいる(・ω・)
鑑別ポイントのお尻がしっかと映ってないのもあるけど
ほかのハナバチ同様、モフモフで一生懸命蜜を集める姿は本当に健気で意地らしくもあります。
もともとは、セイヨウも他の外来種と同じで人間の営みによる都合で遠く海外から日本にきたもの。
もちろん、日本にいる様々な生き物が海を渡って、ちょっと邪魔者扱いされているケースもあるんでしょうね。
ちなみに北海道では、セイヨウオオマルハナバチは2007年から外来生物法に基づいて登録制の「セイヨウオオマルハナバチバスターズ」による防除対象になっています。
バスターズへの登録は躊躇があってやっていませんが、さっぽろ生き物さがしを通じて、その観察情報だけは提供できるかもしれない…と思いやっています。
上記の「新セイヨウ情勢」のサイトを見ると、観察・捕殺数のピークは6~8月のようですから、毎日、草木のある場所を1~2時間は必ず歩いている私としては、観察機会は多いほうでしょう。
それにしても、世の中には、スパッと白黒はっきりさせられない、即行動に移せない課題はたくさんありますよね。
キタキツネ、シカ、クマ、カラスなど野生動物とヒトの快適な距離での暮らしもそう。
外来種をどうするのかということもそう。
場合によっては、対極を成すような真逆な意見がぶつかることもあります。
両極端の意見は、それぞれときに声は大きかったりしますが、数からいうとそう多くはないのかもしれません。
多くは、両極を結ぶ線上(あるいは面上)の中間のどこかに位置する意見が混在している。
私自身も、外来種に対して『こうすべき!』という明確な回答はできない。
ただ、それはそう悪いことでもないのかなあ…と最近は思うんですね
どちらともいえないからこそ、大切なのは、互いの意見や思いに耳を傾けることなのかな。
そして、そのとき、互いに同じ土俵に立って公平な対話をするために大切なのは、対象とするものたち(生態系やバイオームなどの複雑系も含めて)をまず知る努力。
ヒトは自分たちの権利を主張したり擁護することができますが、もの言わぬ生き物たちは…
意思決定権はつねにひとにあるという自明の理を忘れてはいけないだろうと。
その自明の理ゆえに、可能な限り公平であるためにはなにが必要なのか?
こんなことに思い至るのも、実は犬の学びのプロセスがあったからです。
もの言わぬ生き物と対等な関係を築くには?
そのことを日々、学び舎で犬を通して考えます。
それは、犬だけじゃないんだなあということに遅ればせながら気がついた…ってことでしょうかね(*´ω`*)
今日も読んでくださってありがとう(。・ω・。)ノ♡&✌
追伸:きよたKAZEラボでは下記の講演会を開催します。
詳しくはまたブログにてお知らせいたします。