こんにちは。
昨日、市内の住宅地から近い小高い山で、調査員のかたがクマに襲われたというニュースが…
前々から、その一帯で、クマの足跡や糞のあとなどが確認されていたので、注意喚起されていたところ。NPOの職員が、調査に入ってくれていたようです
冬眠から覚めたクマが出て来る時期ですね
発見された巣穴には子グマが2頭いたということで、近くに来た調査員に驚いて母グマが襲いかかったんでしょうかね
毎年のことですが、こういうニュースがあると出没したクマの駆除をめぐって賛否両論、意見交換が活発になります。リンクしたニュースのコメント欄も。
(話はそれますが、建設的な意見表明はもっとやっていいですよね。でも個人を中傷したり攻撃するのは違うよな~^^;;)
人命優先で母クマを射殺するとなったらハンターのかたも、つらいでしょうね。
クマだけでなく、人と動物との程よい距離感のつきあいをどうやって保つのか?
どこの地域でも課題になっていると思うのですが…
すぐには答えは見つからない
わたしたち、住民としては、切羽詰まった事態に急いで答えを出さねばならないときももちろんあるでしょう。
たぶん、大切なのはそのあとなのかもしれません。事態が収束したあと、次に備える工夫…
有事でないときだから、できること。
それは、やっぱり、対象を良く知ろうとすること…?
今はそれぐらいしか思いつかない
クマってどんな動物なんだろう?
図鑑やネットのほかに、こんな知り方はいかがでしょうか
アイヌ民族の姉崎さんは、かつては生計を立てるためにクマ撃ちをしていたそうです。
山を何日も縦断し、痕跡をたどり、地形を読み、『クマならどうするか?』をクマになって考えるということ。その具体が詳細に丁寧に片山龍峯さんの聞き書きで綴られています。
「聞き書き」という形態に慣れるまでは、少し読みにくいと感じるかな。
だけど姉崎さんの口から直接語られる言葉に生活感が漂います。
クマの存在がひとの暮らしのひとこまひとこまで、完全なパーツとして埋め込まれている感。
この本のなかに冬眠から覚めたクマが排泄する「止め糞」の話が出てきます。
春クマを撃って、何頭も自分で解体し詳しく観察してみた結果から、クマは冬眠前に「止め糞」をつくるために、発酵しない枯れた素材を食べるようになるという。
へー!それってどんなの?
手元にヒグマの生態に関する本がないので検索してみました。「止め糞??」とちょっと半信半疑でもあり…^^;
ありました↓
ヒグマではヒットしなかったけど、動物園で飼育されているツキノワグマの止め糞。
冬眠が終わったことをこの止め糞で確認できるんだそう。
姉崎さんの本は、止め糞以外にも、クマの出産から子育て、四季を通してどこでどんなものを食べるのかなどなど、野生に暮らすクマをよくよく観察した人ならではの詳細な記述に好奇心をくすぐられます。
人とともに暮らす犬も同じ。
何か問題(人と暮らすときに不都合なこと)が起こったときは、どうしようかと解決策を求めて必死になります。
それも必要だけど、なんにもない時に「犬ってどんな生き物?」っていう疑問を少しずつ解きほぐしておく。焦って解決策に飛びつく切迫感がないので、じっくりと落ち着いて向き合える。だから、けっこう楽しいです(^_^)v
学び始めるきっかけは、何かの問題行動でも、悩みが解消されておしまいではなく。
のどもと過ぎてからが、本当に面白いところが待っている。
ただの換気も犬がいるとちょっと楽しくなる。
外を歩く時間は短くても、空気を嗅ぐだけはいつでもできるもんね。
散歩デビュー前のパピーちゃんにも
換気しながら、パピーちゃん抱っこして窓辺に座ってみるとかね。
これも小さな社会化かな…
今日も読んでくださってありがとう(。・ω・。)ノ♡&✌