DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

ひとの暮らしと種を尊重することと

こんにちは。

今日のきよたKAZEラボ地方は、昨日につづいて文字通り^^;風が強いです。

ときどき風速6m/s…最高気温は18℃、少し厚手の上着が必要な日が続いています。



さて、前にもご紹介している「キツネとエキノコックスセミナー。

ぼちぼちとお申し込みをいただいております。どうもありがとうございます!

 

対面&オンラインセミナー「キツネとエキノコックス


チラシ(さいきんはフライヤーとか呼ぶんですか?フライヤーのほうがやや高級感ありますね)の裏面に、キツネの目撃情報を募集してみました。

QRコードの入力フォームからか、または、ファックスで送っていただく(または郵送も)形になっているのですが、これが予想以上に反響があって、ぞくぞくと情報が寄せられています。

 

2日前に、HBC北海道放送)でアーバンフォックスについて放送されました。

 

 

キツネを見慣れた私も、さすがにこの特集には度肝を抜かれました。

ここまで来たか!

ふつうのマンション1階のバルコニーと地面の間にキツネが。

 

うわあ・・・

 

番組中に現地視察に行かれている北大の池田貴子さん、以前にもこのブログでご紹介いたしました。

tellmore-mom.hatenablog.com


池田さんが最後にこうおっしゃっています。


エサで呼び寄せたらやってくるかもしれないんですけど、ペットじゃないので野生動物なので、独立の種として尊重して見守ることが大事

 

本当にそのとおりですね。


独立の種として尊重する

言うは易し行うは難し…なんでしょうか。

かわいいから餌をあげたい

あげたらいけないのはわかっているけど

 

その一方で、キツネとの不用意な接触で高まるのがエキノコックスの感染リスク。

とくにキツネの糞からの感染に気をつけなければなりませんね。

家のバルコニー下にキツネが住んでいるおうちのかたたち、どんな気持ちでいらっしゃるだろう?

 

ところで、このセミナー告知のお願い等で、市内の管轄の関連行政部署のかたにもご相談させていただいています。

どの部署のかたも快く、告知の方法等をご教示くださってたいへんありがたいです。

そのなかで出てきたお話。

とある区では、キツネにエキノコックス駆虫薬を散布することにとても慎重になっている。駆虫薬以前に、キツネをひとの暮らしに近づかせない対策を重視している、ということをうかがいました。

 

これは、キツネに限らずとても重要な対策なんですよね。

なにゆえ、そこに野生動物が現れるのか?

現れたくなる理由となる環境設定を見直す。

 

これは、当事者であるわたしたちがまずいちばんに見直さなければならないことですね。

そうやって、がんばってもやはりニュースのようなケースが起こってしまうこともある。

もう、「近づけさせない」とか「距離をおく」ということは、通り越してしまっていますね。思いっきり至近距離。

 

ここまでになるエリアでは、やはり、感染予防には、キツネへの駆虫剤投与も必要なのではないか?

 

もちろん

外から帰ったらよく手洗いする。

家庭菜園などの収穫物も十分に洗って、生食は避ける。

などは続けますけどね。

うちのように犬を散歩させるお宅も、犬の糞なのかキツネの糞なのかわからない…

ので、放置糞はとても警戒します。本当は拾ってきれいにしたいけど…

 

 

セミナーチラシから寄せられたキツネ情報のなかに、「自宅の庭にキツネが出入りして、何かを持ってきたり、土を掘って埋めていったりする」というのが、複数あります。

 

さて、もし、自分ちの庭にキツネが何か埋めていったらどうしましょう?

何かわからないけど、それ、掘り返したとしてそれからどうする?

 

困ってしまいますね。

 

そのいっぽうで、こんなご意見も寄せていただきました。

 

「近くにキツネがうろうろしているが、子ギツネもいるのでどうか殺さないでなんとかしてほしい。」

 

いやあ、その気持ちはよくわかります。

誰しも、無駄な殺生はしたくありません。

札幌市では、現在のところ、そこにキツネが出没したというだけでこれを駆除するということはやっていません。

 

 

寄せられた情報のなかには

「キツネに追いかけられた」

「ノラ猫をねらっているのでは?」

といった情報もあります。

なんとなく不穏な空気が漂いますね。

 

いずれにしても、札幌市の関係部署は、このことに関する有力なプレイヤーの一角であることは間違いありません。

同じ札幌市内でも、濃淡があるのかもしれません。

マンションの下に巣を作られてしまっている地域、自宅庭に頻繁に出入りのある地域、遠くに見かけるだけの地域などなど…

 

全市一律の作戦ではなく

それぞれの実情に応じたエリアごとの対策を行うべきなのでしょうか

 

わたしたち、きよたKAZEラボとしてできることは、このセミナーと寄せられた関連情報から、まず実情をできるだけ把握できたら良いと考えています。

 

この地区のキツネの人との接触度合いは実際どうなのか?

当事者である住民のかたたちのご意見や心配事、困りごとは何か?

その解決には、誰がどんな役割を担うのがベターか?

 

可能なかぎり、住民のニーズとそして、野生動物としての種の尊重と。



どうぞ、ご興味のあるかたは、セミナーをのぞいてみてくださいませ。

そうそう。

HBCの放送にも出ていらっしゃる池田貴子さんがセミナー会場に来ていただけることになりました(^^)

個人的にも、きよたKAZEラボ的にも、こんな嬉しいことはありません。

ほかの地区での取り組みなどもぜひ話題提供していただきディスカッションできたらいいですね。

 

みなさまのお住まいの地域ではいかがですか?

キツネよく見かけますか?

距離は近いですか?

どんな行動が見られますか?

心配になることはありますか?

 

今日も読んでくださってありがとうございます(。・ω・。)ノ♡&✌