こんばんは。
おや?3日ぶり?
そんなにお休みした覚えがない(^^;;;
左の写真は、一昨日だったかなあ…撮ったキツネの巣らしきもの。
真ん中の黒い穴がそれです。
先週末、久々に会った犬軍団の先輩に「教えといてあげるよ!」と伝授してもらいました。
テルモのキツネ追いが本格化してて「たまに焦るよ~」って言ったら、先輩が「ここに巣があると分かれば、その周り来たら注意できるしょ?」(正調北海道弁入ってますね、いい感じ)というワケで。
あざーーっす!!
こういうのが園内至るところにあるんですね。
昼間の犬の視力は人間より良くはないけど、暗いところは人間よりは良いし、動体視力はさらにうんと良いので、暗くなっても獣探索の手を(鼻を?)緩めることはないです。
youtu.be
人間の目では到底わかりませんが、犬の鼻と耳と目をもってすればちゃんとわかるんでしょうね。
上の右側の写真の後ろ姿は、林の奥にある気配をセンサーハイパワーで読もうとするテルモ。まあなんと勇ましく頼もしさすら感じます(親ばかですわねえ)。
とにかく、札幌に越してからこういう場所を毎日歩いているので鍛えられます、飼い主のリードワークが…。
まず何をおいても「しっかり止める」。
自分の足が動いてしまったら、テルモはグイグイ前進できるので=引っ張り強化練習になっちゃう(^^;)。引っ張る犬を作るのはいかに容易いのかって身を以て体験しますね。
なので、自分の体幹をまっすぐ立てて腕力でなく、丹田(わかります?)でリードを止めます。腕力では絶対無理です。テルモはたかだか体重25キロ程度ですが、その引っ張りを手だけで止めようとしたら腱鞘炎必至です。
そして、止めるだけで引っ張らないこと。
犬が止まったら、すぐにテンション緩めること。
テンション入りっぱなしでも、犬の引っ張り強化練習になってしまうので。
どういう意味かは、自分で試してみるとすぐわかります。
人間が装着可能なハーネスをお持ちなら(普通ないですけどね( ´艸`))つけてリードつないで試してみてください。ご家族にそのリードを後ろからグーっとテンションかけてもらってください。ハーネスない方はシャツの背中真ん中辺りをぎゅーっと後ろに引っ張ってもらっても体験できると思います。
すると体が後ろに引っ張られて重心が後ろになってしまうので、無意識にそれを補正するために体は前に重心を持って来ようとします。つまり、後ろに引かれた力と均衡するように自分は前方向に力をかけて行こうとします。そうでないと二本足で立っている人間はすぐにバランス崩しますね。
四つ足の犬でも原理は同じで、見ているとわかりますが、前脚でぐっと踏ん張って首がじわ~~っと前に長く伸びて重心を前に持って行こうとします。=じわ~っと引っ張ることを強化しているのですね。
(余談ですが、拾い食いのある犬のリードを後ろに引っ張ると逆にターゲットに近づいて食べられてしまうのも同じ原理ですネ。拾い食いにもリードを引っ張るのはNGな理由です)
そこで、ご家族にリード(またはシャツ)を引くのをすっとやめて緩めてもらうと、前に移動していた重心を後ろから支えるものがなくなるので、前方向にコケる感じになります。
犬だったら、不意に緩めた瞬間にあごを地面に打ちつける形で前にコケることもあると思います。
ですから、止めたあとにリードを乱暴に緩めると犬は前方向にアゴゴッチンしてアスファルトの地面だったら痛そう~~。
という理屈なので、止めるためにリードをグリップする時も直後に緩める時も、意識の上では「しっかり」ですが、力配分は、にゅるっとグリップしてふわ~っと緩めます。
…ってもう変態すぎて、変態仲間さんしかついてこられないですね、この話。
はい、ではもう一度おさらいしましょう。
- にゅるっとグリップしてふわ~っとゆるめる
- 手でなく丹田で止める
犬を止めるリードワークの時のポイントふたつですよ。
日々是鍛錬。ご一緒に頑張りましょう!(って誰?)