こんにちは。
今日は雨のテルモ地方です
ちょうど良いお湿りな感じのしとしと雨ですが、梅雨入りした内地のほうはこれから大雨の心配な季節になりますね。どうか極端な雨になりませぬように…
雨がないのも困りますが、多すぎるのも困ります…
地球のご機嫌…年々よろしくなくなってるように思うけどどうなんでしょう?
6月8日にいつもより2時間以上遅くテル散歩に行ったら、遭遇しましたよ、キタキツネに。
警戒モード?おめめまん丸でこっちを見てます。
動きません…もしかしたら子どもでしょうか?
これまで出会ってるキツネはあまり人の存在に我関せずな印象でしたが。
テルモが遠くから「ウォン!!」と一喝すると、こそこそっと遠ざかりはしても、完全に姿を消さず、適度な距離でこちらを振り返って様子をうかがったりしてました。
が、このキツネは、ちょっとフリーズした?
たぶん、もう犬散歩の人間たちは来ない時間で気を抜いていたんじゃないかな?
園内、ほぼ誰も歩いていませんでしたから
犬散歩のピークは、今の季節なら15時からせいぜい18時まで
ちなみにこの写真撮影は17時51分
真夏になるともう少し遅い時間にずれ込んできます
このあと園内をぐるっと回って別のところでもまた遭遇しました。
遠くからカラスがカアカアカアカアうるさいな~と思って近づくと
2羽のカラスが一頭のキツネを必死で追い払っているところでした
なにか良い獲物をめぐって争っていたのか?
はたまた営巣中の親ガラスたちが子ガラスを守るために頑張っていたのか?
小さくて見ずらいですが、その時の動画↓です。18時20分です。
カラスに背中をつつかれているようですが、簡単には退散しないキツネ。
あとで、写真を見比べたら、はじめに会ったキツネは背中も全体が茶色。
カラスに追い払われたほうのキツネは、走って行く後ろ姿の背中からしっぽにかけてがもっと黒っぽい色合いでした。
だから、たぶん違う個体なのかもしれません。
公園を管理している事務所の所長さんに、先月少しお話をうかがったのですが、園内の巣の位置や数などは、おおむね把握しているとのことでした。いまや公園管理は、雑草を刈ったり、イベント運営したり、ハード面の整備などにとどまらない。野生動物の個体群管理に近いような知識やスキルも必要になっているというわけ。
札幌市内(道内も)どこでも、キツネを目撃するのはありふれたことになってるんですね。
うちの町内の小さな児童公園にも、朝ん歩してるとキツネの糞らしき痕跡を見かけます。ぜったいに犬の糞ではないとは言い切れないですが^^;
町内の犬飼いさん、みなさんマナー守って町内で放置糞はほぼないので、キツネかな?
また落ちている場所が、公園内にある階段の端っこ、わりと目立つところにあって、犬っぽくない^^;
犬って、草っぱらの繁みの足場がふかふかしてるところとか、もうちょっと違ったところにしません??個体差大きいかな(笑)
キツネとの程よいおつきあいについて、北大CoSTEPの池田貴子さんたち研究チームが製作した動画がとてもわかりやすいです、そしてかわいらしい。
池田貴子さんは、キツネとエキノコックスの研究をなさっています。
札幌に住んでいるかたには記憶に新しい、月寒公園で営巣中のキツネ調査と対策などにも積極的に取り組んでらっしゃいます。
住民への正しい情報提供や時には対話などをとおして、ひとびとがキツネとどうつきあっていけばよいか?についての後方支援をしてくださっているんです。
実は、2年ほど前に私も、ある団体が主催した池田貴子さんのオンラインセミナーに参加しました。
もちろん、以前ご紹介したこちらの本にも、池田さんの研究結果がたくさん引用・紹介されています。
このように、キツネ(とエキノコックス)について高い専門性をもった研究者が、住民にむけて、正しい情報を届けてくれるだけでなく、住民がわの意見などにも耳を傾けて、そこに住む人たちのより良い意思決定を後押ししてくださるってとてもありがたいことですよね。
住民のがわも、そういう機会をタイミングよくとらえて、賢く研究者の知恵を活用できたら良いのでしょう。
先日、セイヨウオオマルハナバチのことを書きました。
白黒はっきりするのが難しい課題がたくさんある
キツネもまさにそう。
おそらくさまざまな意見があるでしょう。
餌付け問題も、ベイト剤をまいて駆虫することも、身近で暮らすキツネをどうするかについても…
考え出すとちょっと泥沼にはまってしまうこともあって面倒くさかったり^^;?
ましてや、意見の違う誰かと話したりすると、ちょっとヒートアップして気まずい場面なんかあったりするかも?ですね^^;
キツネだとかハチだとか、自分にはカンケーないっていう人とは話すこと自体が難儀だったりするでしょうね
分かります…犬バナだってあるあるです
犬は好きだけど、犬のボディランゲージとか、動物福祉だとか、ましてや、エービーエー?クリッカ???…とかね。
私もかつてはそういう場面で苦笑してたまにフェードアウトしてしまいたくなったり数々…
今は、それがわかるので、聞かれたら喋りますが。ただ、自分自身は、犬に不遜な言動はしないこと、そこは曲げずに。でも、ブログでは地味~~な発信は続けています。
興味ない人を対話の場に招き入れるというのは、とてもエネルギーがいることです。
キツネもハチも、自然や動物とのつきあいかたって、意識高い系の誰かさんたちがやっていればそれでOK!というわけにいかなかったりしますね。
町内のほとんどの人が「キツネに餌付けはしない」としても、たったひとりかふたりの人が餌付けしていると…
動物も人と同じく「学習」します。
こと、生存に関わる食料を入手することに関しては、お得で手軽な手立てがあれば、それが従来からの自然界の摂理にかなっているとかどうとか、そんなことはそれこそキツネには関係ないわけですね。
より生存に有利なら、すぐに学習し記憶しそちらを選択する。
ちゃんと学習の法則にかなっています。
池田さんたちのチームが、なぜ住民のかたたちとの情報交流を試みるのか
その意図はわかります…(わかっているつもりです^^;)
そして、なかなかにその道は長く険しいかも…しれない…
きよたKAZEラボは、少人数の小さな団体ですが、そういう専門家たちと住民の間をゆるやかにつなげられるような役割をほんの少しでもお手伝いできたらいいなと
そういう思いで活動を始めました。
法務省に一般社団法人として正式登記完了したのは2022年2月ですから、まだ4か月しか経っていないひよっこです…資本もマンパワーも何もなくて、あるのは、ただ「自分のまちがこんなだったらいいな♪」という想いだけです(笑)
一社ですが、原則、営利活動はしないので、自分たちが赤字で破産しない程度の経済運営はしますが、儲かりはしません(´▽`*)
それでも、この活動がどこかでまちのひとびとの希望のひとすじになったら…
すべてまだ青臭い妄想です(≧▽≦)
ひとまず、7月の小さなセミナーを…
よろしかったら、ご参加くださいませ
お申込みは下記フォームよりお願いいたします。
札幌市内にお住まいのかたはキツネ目撃情報も下記フォームにて大募集中です
今日も長文を最後まで読んでくださってありがとうございました(。・ω・。)ノ♡&✌