こんにちは。
昨日から今日にかけて日本中のあちこちで大雪になっていますね。
テルモ地方でも一日いっぱい良く降りました。
シーズン初めの雪には大人の母ちゃんもはしゃいでしまいます。
嬉しくて雪の結晶写真をマクロレンズでパチパチ
夜になっても降り続け、朝起きると50㎝を超える積雪に…
北海道生まれの私ですが、冬は嫌いでした。
北海道生まれだから嫌いなのかもしれない。
とくにスキーは大嫌いでした。
学校ではスキー授業があって、体育の時間には学校のグランドでスキー。シーズン中1回は、遠くのゲレンデまで一日がかりで滑りに行きます。
レジャーで行くのとは違って、スキー授業は滑っている時間より待っている時間のほうが数倍も長いんですよね。
機能性を備えた防寒着が少なかった頃なので、手袋はびちょびちょに濡れて手先は冷え切ってじんじん痛みます。足だってそう。
スキーウェア着てたって猛吹雪の中、自分の番が来るまでスキー履いて立って待っていなくちゃいけない。レジャーなら吹雪いたら『今日はやめよう』でしょうが、学校のスキーは、そんなの関係なくて予定日には行かねばならない。
やっとお昼になっても、ロッジで食べれる訳じゃないんです。寒風吹きすさぶゲレンデに腰を下ろして、凍れたおにぎりをかじかむ手でようやく開けて歯をガチガチ言わせながら食べる。美味しいとか美味しくないとかそんなことどっちでもいい。とにかく一刻も早く終わって帰りたい…
やっと、午後のスキー時間が終わって「帰るよー。片付けてー。」となってからも、大変。またまたかじかむ手でスキーを脱いで、束ねて、ベルトかけて。指先の感覚なんかとっくになくなってて、素手でスキー板をつかんでエッジで指先切れそうになったりね。
昔のスキーのベルトは難儀だったんですよねえ。凍えた指先では思うように金具をかけられない。でも、もたもたしてたら、みんなに置いて行かれちゃう。
焦りながらやっとスキー束ねたら今度はカバーに入れなくちゃいけない。
嫌いになる条件づけだ(+o+)
ああ、地獄だったスキー学習。そんな中でもスキー大好きっていう子がいたけど、何が楽しいんだかさっぱりわかりませんでした。
雪遊びするのは好きだったけど、大人になるにつれて冬が嫌いになりました。
でも、20年ぶりに関東から北海道に戻って、今は冬も好きになりました。
テルモのおかげです。
テルモと一緒に冬も雪が降っていてもちょっとぐらい吹雪いても、毎日、朝晩と散歩に出て、冬には冬の美しいものがたくさんあることを再発見しました。好きなもので条件づけの上書きがされたんだろうか?
テルモにありがとうです。
「犬を散歩に連れて行かなければならない」と思っていたら出会えなかったかもしれないなあ。
今では、犬の散歩は、テルモのためでもあるけど、私自身のためでもある。
自然やご近所の人たちや、毎日いろんなものと出会う小さな旅なのかも( *´艸`)