DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

目の前の現実をつくっているのは自分自身…

仲良しソラとヌーンの写真でこんにちは。

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3代目居候犬ソラ(後ろ)と仲良しのヌーン(前)

ソラ(当時2歳♂)はわが家の3代目居候犬。

そのときに、現役PR犬だったヌーンちゃん(当時2歳♀)がショートステイでうちに来たときの写真。

撮影した私は、実はトイレに入ってます(^_^;)

トイレ前で仲良く縦列駐車して待っている( *´艸`)

 

2頭とも元気にしているかなあ。

 

こないだ、今週から読み始めている本のこと少し書きました。

tellmore-mom.hatenablog.com

 

どなたもご一緒してくださる方はいまのところいらっしゃいませんが(^_^)

おススメしたら「時間できたら読んでみるかな?」という人がひとり。

でも、『時間できたら読む』って、私なら読まないやつだなあ(´∀`)

 

honto.jp

 

分厚いから途中で息切れしないように、very small stepでスケジューリングしたけど、面白いから2日で2週間分を読んでしまった。

と、言ってもたかだか60頁ぐらい。

なので本日も備忘録を…

 

第2章は「あなたの組織は学習障害を抱えていないか?」と題して

組織内で起こる学習の停滞(=チームワークの停滞)について7つに分類しています。

 

その7つを要約してみるとだいたいこんな。

  1. 自分の職務以外には無関心で企業全体の目的を考えていない
  2. 1の副産物。自分の職務が他部署に与える影響に無知で問題の原因はすべて他者に転嫁する
  3. 積極的に見えて実は受け身で無意味な「先制攻撃」と言う幻想
  4. 短期的出来事に執着するので未来を創造する学びが起こらない
  5. ゆでガエルの寓話のゆでガエルになっていても気づかない
  6. 分業によるデメリットとして職務境界をまたぐ問題、年単位の問題に対処できない
  7. 経営陣は6のような難しい課題ほどチーム崩壊する「熟練した無能」になっている

 

なかなか辛辣ですよ~。「熟練した無能」のところでは、プッと噴き出しながらかつての職場上司のアノ顔コノ顔が浮かんでしまった( ゚∀゚)アハハ…

高速で複雑化する世界で、チーム学習なしに仕事が成立する組織は存在しないって時代になっているんでしょうね。チーム学習はチームワークと読み替えてもよさそう。

 

そして、こうした組織でよく陥る学習障害に対する処方箋として「5つのdiscipline」があると述べています。

5つのdisciplineとは、この本の原文タイトルでもあります。

The Fifth Discipline-The Art and Practice of the Learning Organization-

 

つまり、この本はチーム(学習)が機能不全に陥ったときにどうすればよいのかを書いた本ともいえるのかな?

第1章ではこんなふうに書かれていますしね。

本書は学習者、とくに集団学習の技術と実践に関心のある人たちを対象としている。(p.54より)

 

この学習障害の7パタンを受けて、第3章「システムの呪縛か、私たち自身の考え方の呪縛か?」につながります。

 

3章では、「ビールゲーム」というシミュレーションゲームを多くの人たちが体験して陥った問題を丁寧に見ていきます。ゲームでは、ビールを売る小売店と卸売店とビール工場のそれぞれのプレーヤーになって、あるブランドビールを生産、流通させるシステムの実際をシミュレーションで体験するんです。

これが臨場感あって、引き込まれるんですよね~。プレーヤーの目標は単純明快!発注と在庫管理をうまくやって利益を最大化する、ただそれだけ。

 

このゲームは1960年代にマサチューセッツ工科大学の経営大学院で開発されたそうで、以来、世界中の国でたくさんのプレーヤーが参加し、そして、どこでやっても誰がやっても、見事に前述した7つの学習障害パタンが再現されるんだそうです。

自分もそれぞれのプレーヤーになってプレーしているつもりで読むので、自分でも知らぬ間に、7つのパタンを呈していることにハッとします。

 

3章のゲームによって、プレーヤーは7つの学習障害を克服するための重要な視点として、システム思考に気がつくことになると述べています。そして、このシステム思考によって、実際の窮地を脱出できた類まれな例として、フランクリン・ルーズベルトの逸話が紹介され、3章からなる第Ⅰ部の「いかに私たち自身の行動が私たちの現実を生み出すか……そして、私たちはいかにそれを変えられるか」は終了します。

 

ここまで読んで、改めて第Ⅰ部のタイトル「いかに私たち自身の行動が私たちの現実を生み出すか」の文言の意味するところが、深く心に刺さって来ました。

 

ありがちですね。

私たちが今生きるこの現実世界を作っているのは、私たち自身なんですよね。

犬の世界でもあるあるじゃない?

目の前の犬のそのありようを作っているのは、私なんですよね。

そこ、認めたくないと思うけど、認めないと始まらないじゃないですか?

特に、犬は人に沿うように進化してきましたから。

 

だからこそ、種の違う生き物なのにこうやって一緒に暮らせる。

ご主人のトイレまで一緒についてくる(〃艸〃)ムフッ

そんな動物ってそうそういないですよねえ。

 

犬に問題がある(ように見える)とき

自分自身を精査する勇気と力が必要なんでしょうね。

今でこそ、こんなこと言えますが、これはみんなテルモを迎えてから学んで来た学び舎で教わったこと…早いハナシが受け売りです。

でも、受け売りとは言っても、私自身もテルモとの暮らしの中でリアルにそれを体験できたし、暮らしのひとこまひとこまを支えるエビデンスもちゃんとある。

もちろん、エビデンスのほうがまだまだ追いつかないこともたくさんあるけど。

 

あ、けっこう長くなってしまいました。

では、また。