DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

月に吠える犬を愛でたい!

こんばんは。
犬と月
犬と月…ちょっとかっこつけて撮ってみたよ


月に向かって「ウォ~~~ン」ってオオカミみたく吠えてくれたらサイコーだった


現代の犬は、吠えるのは歓迎されないことが多いけど…
たまには思いっきり吠えられる日をプレゼントしてみるのも良いかも

今日は朝から吠え放題
思う存分シャウトしたまえ…

と言われても、意味もなく吠えたりしないのが犬



スタンレー・コレンさんはこのように書いていらっしゃる。

吠えすぎる、というのは、飼い犬に関する最も一般的な苦情だが、犬が吠えるというまさにその事実こそ、人間と犬がそもそも協働関係を持つようになった理由の一つである。

と、遠い昔の犬と人の協働生活の始まりについて書いています。

犬が見ず知らずの人間が集落に近づくのを警告してくれたおかげで、人間は寝ずの番をする必要がなくなり、安眠できライフスタイルが変化したそう。
その後、犬は家の中で暮らし、お客が来たことを知らせる呼び鈴と侵入者を知らせる防犯ベルがわりになり、大きな声で吠える犬が重宝がられた。
実際、野生のイヌ科動物はめったに吠えないのだとか。

だから、スタンレー・コレンさんは犬が警告として吠えた時は、一緒に窓や扉を確認して誤報だった時も叱らずに、「いい子だね」と穏やかな言葉をかけて安心させてあげようと書いています。

あなたの犬は、私たちが何千年も前に犬に教え込んだ仕事をしているだけなのだから。

と。

もちろん、警告以外の吠えもあります。
ただ、その意味を人間がつかめないだけ。

それを『無駄吠え』なんて呼んだら犬に失礼ですよね。