雲が厚くお日さまが見えない一日でした。
風が吹くと少し肌寒いような…
夕方はもちろん長袖で散歩に行きました。
キツネの気配を感じ、不意に繁みに突進して行ったテルモ。
咄嗟に「テルモストップ。」とリードをぐっと止めそのまま…(テルモをリードで引っ張り寄せはしません。止めるだけ。)
「キツネいたの?行かないよ。」と声を掛けました。
まだ繁みの奥の様子を窺って前に突っ込む気満々のテルモ
「行かないよ。こっち。」と私がリードをすっと送り出しながら後ろに下がると、後ろ髪ひかれつつも方向を変えようとしている瞬間のテルモです。
瞬間焦ったけど、カメラを構える余裕がありました。
リードをぐっと止めた瞬間に準備しました。
それで、そのまま歩き出したのですが、雑木林の中でキツネも移動したらしく。
私たちが少し進んだら、今度は正面前方7~8m離れたところにキツネの姿が見えました。
そこでまた、テルモがそのキツネを追いかけようと吠えながら突進しようとしたところが次の写真。
撮影したこの瞬間の尻尾は右に振れていますが、この時は水平の高さで左右にブンブン振りながら大股で歩いていましたヨ。
それでまた、同じようにリードをグリップして止めて。
その間にキツネは林の中に姿を消しました。
ふう、やれやれ
匂いだけでなく微かな音など、獣アンテナ全開で歩いているのでこんなこともあります
人間都合で言えば「突進」は困ったことですが、これを叱ってやめさせようとするのはワタシ的にはちょっと違うなあ。犬ですからね。動物としては当然の行動。
ただ、本当にキツネを狩りに繁みに猛進されては困るので、それを止められればそれで良いと思います。
あとはまた何事もなかったように散歩を続けました。
こんなふうに思えるのはもちろん犬の学び舎での教えがあったからです。
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この中に
犬独自の行動様式があります。人にとっては疎ましい行動も犬にとっては間違いではない。
まさにまさに。
特に、今回のような狩猟本能は動物として生まれながらに体に刻まれた瞬発的な行動。
こんな時は、手を替え品を替えなんとかやり過ごしながら散歩しています。
おやつを使うこともあるし、おやつなんかそっちのけの時もありますけど
本能から出た行動でも、こうやって止められることで突っ込みたい衝動を自ら制御して、引き返すという選択をしてくれた訳なので、十分大したものだと思います。
なので、止まった、引き返したというその瞬間には「よし!」と(つい)言っています。