DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

良くも悪くも常に変化している

こんにちは。

 

9月になって内地のほうも涼しくなったところがあるようですね。

テルモ地方は爽やかな風が吹いて…夕方は何か羽織らないと肌寒いくらい。

 

ご近所ワンコのリコちゃんとそのおうちの末っ子ちゃんとおばあちゃまがお散歩途中で寄ってくれました。

 

窓の外から「テルモー!」と末っ子ちゃんの声が(^O^)

『来た来た♡』嬉しいですね。

 

今日はうちの猫額庭にごあんな~~い(笑)。

 

うちの庭に入ってくるには、この白い玉砂利を踏んで来ないといけません。

 

f:id:tellmore-mom:20210901165225j:plain

庭の入り口に敷かれた白い玉砂利

 

末っ子ちゃんが庭に入ったのを見て、あとを追って来たリコちゃん。

この玉砂利に前脚かけたら、すっと足引っ込めて立ち止まりました。

 

「あ、止まりましたね。たぶんこの砂利の感触が違和感あったのかも?」

とおばあちゃまと話して、そのままリコちゃんをそこに留めて、おばあちゃまもこちら側へ。

 

リコちゃんは、ちょっと2,3歩砂利の上に足を踏み入れて、またバック。

私たちは、横目でそれをチラ見しながらおしゃべりしてました。

すると、3回目でついにリコちゃんは玉砂利を踏んでこちら側に歩いて来ました!

 

おばあちゃまと私、思わず「良く来たね。エライねー!」と。

あとはもう、リコちゃんへっちゃらで、庭の奥にある小さな畑に入ってミニトマトをくんくんかぎ回ったり、地面の匂いを嗅いだり、探検を十分にしてました。

土の感触は大丈夫なんだね~。

 

リコちゃんは一才を過ぎていますが、まだまだ初めて遭遇するものがあって、それを一個一個体験していってるんだなあ…(*´ω`*)

頭の中に「社会化はいつからでも出来る」という言葉がぽわんと浮かび上がりました。

 

honto.jp

 

ダンバー博士の本をパラパラ読み。

 

子犬を迎えてから、3か月齢、4か月齢、5か月齢と細かい成長区分で、その時期その時期に犬はどのように成長するか、かいぬしは何をして何をしてはいけないかが綴られています。

生活様式の違いや犬の排泄のさせ方など、日本とは違ったところもありますが、参考になることがたくさん具体的に書かれています。

そのすべてが、嫌悪刺激を使ったり、犬を支配したりする方法を全面的に排除した内容になっています。

 

そして、月齢を追って読んでいくと随所に出て来る内容がありました。

 

「犬の行動は良くも悪くも常に変化している」

 

まったくそのとおりですね。

 

たまに子犬の飼主さんから「小さいうちにしつけないと。」とか「いつになったら落ち着いてくれるんだか。」という言葉をお聞きします。

 

私もかつてはそう思っていました。

 

でも今、11才になるテルモを見ていると、ダンバー博士の言葉はものすごく共感できます。

決まったプログラムを完了すれば、それ以後ずっとなんの問題もない暮らしができるということではない。

常に犬として成長し続ける命には、そんなロボットみたいなことはないよね。

それははっきりと言えます。

 

そしてまた、逆もある。

いつまでにしつけないとそのあとはずっとダメなままなのか?

それも違う。

いつからでも、犬にわかる方法で一緒にその都度々々、一緒に取り組んでいけば大丈夫。

それもはっきりと言えます。

 

命だから変化する。

より快適により楽しく生きられるために命は常に変化する。

 

帰りにはリコちゃん、なんのためらいもなく玉砂利踏んでおうちに帰って行きました。

 

今日も読んでくださってどうもありがとう。

ではまた。