こんにちは。
テルモ家は週末に大人ふたり職域接種2回目を受けました。
多くの方と同じように、私はその晩から、父ちゃんは翌朝から発熱。
ほかには全身の関節痛や食欲不振などなどで、昨日は家でだらだらしながら過ごしました。
接種から48時間経過した本日は、ふたりともほぼ復活しています。
2回目後は副反応が出ると聞いていたので、金曜日を接種日にして正解でした!
発熱のしかたが激烈なので、体内の水分消費がハンパないらしく、いくら麦茶やスポドリを飲んでも、焼石に水。身体の渇き感が尋常でない一夜を過ごしました。
水分はとっているので、渇き感ありありなのにトイレには何度も起きて(^_^;)
接種前から水分たっぷりとっておくと良いかもしれないですね~。
接種後数時間は、特になんの自覚症状も現れないのでその間も気を抜かずに、いずれ来る発熱に備えて、こまめに水分とって。
発熱真っ只中のときに食べた、お出汁がしっかり効いた具沢山のちょっと濃いめのお味噌汁が体中の細胞の一個一個に染みわたるようで超美味しかった。
まだ発熱していなかった父ちゃんが作ってくれました。感謝感謝!
接種の間、テルモは馴染みのペットシッターのリバティ・アイランドさんで、お友達ワンコとのんびり遊んでおりました。
真ん中のイエローラブのココロちゃんはリバティさんの愛犬です。
盲導犬パピーからのキャリアチェンジで、テルモより少し年下女の子。
テルモとは一年前からのお付き合いなのですっかり仲良しになってくれました。
3頭とも、うっすら目を細めているところが実に犬らしいなあと。まぶしいせいもある?( *´艸`)
たった3時間のショートステイなのに、ドッグランで他犬と遊んだり、散歩に出てくれたり、おやつをあげてくれたり、もちろんペットホテルのお庭で排泄誘導も。
できるだけ退屈しないように、心を尽くしてくださってリバティさんにはいつも感謝しかないです♡
リバティさんの犬との付き合い方は、私たち飼い主に勉強になることがいろいろあります。
なによりも、家族から離れて過ごす犬たちの気持ちを思いやって、とにかく「楽しい」をいろいろ手を尽くしてくださって退屈させないこと。
屋内ではそれぞれ広さが十分な個室が用意されていて、シッターさんはその個室のある同じ部屋で過ごしていらっしゃいます。
だから、個室内の犬からもシッターさんたちの動く姿が見えます。
室内フリーの預かり方ではありませんが、散歩やドッグラン遊びなどでこまめに犬とかかわってくださるので、個室に戻るとテルモはたいてい寝ているそうです。
なにより、テルモがシッターさんたちが大好き。
久しぶりに訪ねても、シッターさんを見るとしっぽブンブンで喜んでいます。
犬って「今を懸命に生きる動物」ですよね。
だから、好きな人、好きな場所、好きな遊び、好きなおやつ、好きなおもちゃ…
好きなものが増えるって、犬にとっての生きやすさにどんどんつながるなあって感じます。
人間の思い通りにしつけして「良い子」にしようと躍起になることが、犬の生きやすさに本当につながっているか?
犬よりは少しだけ、過去と今と未来を見回すことができる(らしい)人間は、そのことを立ち止まって、よくよく自問してみなければいけないですね。
もちろん、トレーニングは科学的な裏づけのある正しい方法で実践できれば、それ自体が犬にとって、この上なく刺激的で面白いゲームになっているはず。
トレーニングが始まるとわかった犬は、全身で喜びを表現するし、自分から『早くやろう!』とか『今日はなにする?』と目をキラキラさせて、後ろからついてきたり、使っている道具を取りに行ったりしません?
私がかつて補助犬の預かりボランティアをしていたときの犬たちが、まさにそうでした。
訓練日は、トレーナーさんが車でお迎えに来るんですね。
家の前に車が止まっただけで、そのエンジン音を聞き分けられる犬たちは、嬉しくて嬉しくて『来たよ!!』と言わんばかりに吠えたり走り回ったりして、トレーナーさんを出迎えていました。
ちょっと話が寄り道だけど…
こういう喜びで大興奮中の犬に、トレーナーさんたちどうしていたか?
いずれ補助犬になる、または現役お仕事中の犬たちでしたから、そういう興奮はいけないことではないけど、できるだけ短時間で自分で鎮まることが求められました。
なので、嬉しい気持ちは受け止めます。
「はい、テルモ、こんにちは。うれしいね。」と静かに声をかけて、飛びついたら、その前脚をキャッチしますが、あくまで冷静に。
そして、静かに脚を地面におろしてあげて、あとはなにごともなかったかのように、私と話し出す…
そんなふうでした。犬たちは、いったん『会えてうれしい』を受け止めてもらって、やがて、トレーナーさんと私が話し出すのを眺めているうちに、自然と落ち着いて来る。
そういう感じでしたが、その当時は、それがどんなにスゴイことなのかって気づかずに過ごしていたんですね…犬とトレーナーさんの間で、コミュニケーションは成立しつつも、犬には落ち着きが戻って来る。
そういう機会を犬が経験できるように、意図的に環境設定(トレーナーも犬にとっての環境です)できるプロは、やっぱり私たち素人のかいぬしとは一線を画しますよね?
で、閑話休題( *´艸`)
私たち素人でも、犬を迎えたその日から、犬がこの世界でより生きやすくなるように。
つまり、ちょっとでも好きなモノ、コト、人を増やすために出来る簡単な取り組みがあるので、ぜひご紹介したいんです。
食べることを褒める
どんな犬も生きている限り、食べない犬はいません。
好き嫌いがあったり、食ムラがある犬はいるかもしれませんが。
それでも、必ずいつか食べます。
その食べるとき、動画のように褒める。
それだけなんです。
ここに出て来る、チャーリーくん、ココちゃん、カレンちゃんのように手から食べられなければ、フードボールから食べているそのときに。
または、ぽーんとフードやおやつを床に投げてあげてもいい。
犬が食べているときに褒める。
動物として当たり前の行いを穏やかに優しく褒める。
なんて簡単なの?
そんなことが?
と思われるでしょうけれど。
何か褒めるに値する行動をしなければ褒めてはいけないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そのようにトレーナーさんに指示されている方もいらっしゃるかな。
行動のあとに褒めることも科学的に裏づけのある方法です。
でも、その方法は、犬が褒めるに値する行動をとるまでは発動できない。
犬の自主性に頼らざるを得ない。
もちろんそれを意図的に環境設定できるとプロですが、そうなるには人のほうがまず学習と訓練が必要ですね。
だけど、「犬が食べているとき褒める」は犬はただ食べていればいいだけです。
そこに「褒める=かいぬしの優しい声で言葉をかぶせる」という行動をかいぬしがするだけです。
つまり、かいぬしがわの自主性「やるかやらないか」だけなんですね。
犬は受動的でかまわないので、もっぱら飼い主の心づもりひとつなわけです。
犬を迎えたその日から、人がやろうとさえ思えば簡単にできます。
そのうえ、副反応なし!
誰でもすぐできる!
これやったからって、その晩から犬が熱出したり、関節が痛くなったりしないから安心してください(笑)
私たち人間だって、知らないうちに「ここに来るとほっとする」とか「この人の顔見たら落ち着いた」とか「美味しくて心が幸せ」とか、そういう体験ありませんか?
犬も同じ。
そうなるための、世界一簡単な方法が、この動画の「食べることを褒める」じゃないかな…
今日も長文を読んでくださってありがとう。
ではまた。