DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

犬らしく食べる?

今日は日差しはありましたが風が冷たかったです。
散歩で手がかじかみました



散歩中にたまにやっている「ばらまきノーズワーク」の動画です。

地面にバラバラっとドライフードを何粒かまいてテルモがそれを鼻で探して食べる遊び。
おやつ探しゲームみたいなものですね。
草地のところでやるとおやつが草に隠れるために目で見て探せません。
なので自然と鼻を使って匂いを嗅いで探します。

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本来、動物は一日の大半をエサを探す「採食行動」に時間を費やしているそうですよ。
おやつ探しゲームも犬の採食行動の一部ですね。

でも飼われている犬(猫も)は一日2回とか3回とか決まった時間になればごはんが出てきます。
獲物を探す苦労も自慢の鼻を使う機会もないわけですね。

それって、犬的に幸せなのかどうか?気になりませんか?

黙っていてもありつける食べ物も美味しいでしょうけど
自分でこうして体を動かし嗅覚フル回転させて見つけて食べるのは動物本来の習性から言えば、あるべき姿といえませんか?

散歩とごはんと排泄以外はほとんどすることがなく寝て過ごす生活。
退屈じゃないかな?
『いや。三食昼寝付きで極楽極楽』って犬が言うかどうか。
こればっかりは犬に聞いてみなければわかりませんけど

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1965年イギリス発祥で唱えられた動物福祉の概念には以下の5つの自由を保証することが掲げられています。

  1. 飢えや渇きからの自由
  2. 不快からの自由
  3. 苦痛・損傷・疾病からの自由
  4. 正常な行動ができる自由
  5. 恐怖および苦悩からの自由


犬にとっても「採食行動」は4の「正常な行動ができる自由」にあたるものです。
犬が犬らしい行動がとれること。
犬と暮らす私たち人間が彼らに保証しなければならないことのひとつですね。




  • 5つの自由についてはこちらをご参照ください。