こんにちは。
最近は、昼間のできるだけ暖かい時間帯を選んで、お昼ごろと夕方にお散歩しています。
先日、すごくマニアックな話題、リードワークへの想いをあつくるしく書かせてもらいました^^;
この記事でも書いたとおり、犬のリードワークは文字通り「犬のため」であります
自分ちの犬のリードなわけだから、もちろんうちの犬のためですが、実はそれだけではないです。
自分のうちの犬と同じく、散歩で出会うほかの犬さんたちのためでもあります。
犬学のメンターがこんなtweetをいいねしていました。
Today is the day!#DogsInYellow Day!
— Nose to Trail (@NoseToTrail) 2022年3月20日
Anxious dogs need space! By keeping back, putting your dog on lead and allowing these dogs a little extra room you will make their day.
Can you help us spread the word?
RT or share your stories about why dogs in yellow need space. pic.twitter.com/9D5xPeIcOY
「不安な犬にはスペースが必要です!」と。
「そういう犬たちのために、あなたの犬をリードでしっかりと留め置いてくださいね。」
って感じでしょうかね?グーグル翻訳って便利~。とりあえず辞書を引かなくていい。
今日ちょうど、そんな場面に遭遇しました。
テルモと通りの角を曲がったら、その先で小型犬ちゃんがちょうど用を足しているところ。
『このまま行くと、お取込みの真っ最中に横を通過しないといけないなあ…
それはちょっと、あちらのワンちゃん、あずましくないだろうなあ…』
そう思い、テルモを止めてちょっと様子を見ていました。
すると用を終えたワンちゃんがこちらに気がついたんですが、どうやら、ちょっとフリーズしかけているのが見えました。
しっぽが下がり、口元をかたく結んで、背中を丸めています。
どうしようかと迷っていると、小型犬ちゃんのかいぬしさん(若いお嬢さんでした)が、💩を拾い終えて、こちらに歩いて来ます。
互いに軽く会釈して
「こわがりさんですか(^^)」と聞くと
「はい、ちょっと…。」と。
歩道は両側とも雪壁でかなり狭かったので、このまま通りすがるのは難しそう。
初めて会うワンちゃんでもあるし挨拶はしないほうが良さそうですが、テルモは近づきたがっていました。
なので、テルモを出来るだけ雪壁のほうに寄るように、指でポインティング(行かせたい場所の地面を指さす)して、端っこに移動させました。
そして、私はテルモの脇腹にぴったりとついて立ち、その後ろ側を通過できるようにスタンバイして「お先にどうぞ~。」と声をかけました。そのときのリードは、ハーネスとリードのジョイント部を持って最短にして、不意にテルモが行きたがっても、小型犬ちゃんには近づけないようにしました(引っ張る必要はないので、止めるだけです)。
お嬢さんと小型犬ちゃんは、私たちの横を足早に通り過ぎて行ってくれました。
犬も人も、物理的に快適な距離(スペース)ってありますもんね。
これ以上近づかれるとちょっと気づまりっていう。
人間どうしでは、「対人距離」とか「パーソナルスペース」とか呼んでいて、心理学領域ではたくさん研究されています。
そして、それはどうやら犬にもあるらしいことは、お散歩などの様子を見ていると予想できますよね?
今日の小型犬ちゃんの場合は、もっと広い場所なら、十分な距離を保ってすれ違えると良いですが、そうもいかないときもあります。
今日はそんな場面だったので、仕方なく、テルモと小型犬ちゃんの間に私が壁になってすれ違ってもらいました。
ほかにも、対応の仕方はあるかもしれませんね。
うちの犬だけでなく、よそのワンちゃんのためにもリードワークは役に立てられる。
これも大切なリードワークの意味ですね。
そして、リードワークってリードの扱い方だけではないんです。
こんなふうに物理的状況や、お相手のワンちゃんの様子に応じて、体を(頭もね)使ってできるだけ適切な対応ができるようにすること、そのすべてがリードワーク。
かいぬし同士の挨拶や言葉がけまでも含めて…。
リードワークでトレーニングするのは犬ではないです。
人の探求と鍛錬を日々積み重ねること。
それがリードワークという高い山登りの一歩になってるってわけです。
今日も読んでくださってありがとう。