日曜日、野菜の買い出しに行ったいつもの直売所にあるポプラと白樺の並木。
白樺の葉が所々、黄色くなっていました。
風が吹けばはらはらと落ちていくのでしょう。その風も日ごとに冷たくなりやがて冬になるのです。
「黄落(こうらく)」という季語があるそうです…
この本で紹介されていた句…
黄落や大事なものは毀(こぼ)れます(西村小市)
どんな大事なものなのでしょう。
物理的なモノかもしれないし、思い出かもしれないし、人との出会いかもしれない。
それなのに、その大事なものが図らずもその手から毀れてしまう。
黄色くなった葉がはらはらと落ちて行くように。
でも、はらはらと毀れるその瞬間に直面して、突然その大切さに気がつくこともあったりする。その時、後悔とともに押し寄せる自責の念のようなものを想像して、胸がぎゅっと苦しくなるような悲しい句だと思いました。「大事なもの『が』」ではなく、「大事なもの『は』」という強調に、それを感じるんですよね。
秋は実りの秋だから美味しいものもたくさんあるけど、寒い寒い冬に向かって行く寂しさがどうしようもなくあります。特に雪降る地方には。
私も久しぶりに寒い出身地に戻って来たので雪が来れば大変だなあって思っています。
でも、今年はちょっと楽しみもあることに、さっき学び舎のお仲間とやりとりしていて気がつきました。
テルモがいるので。
テルさんにとっては生まれて初めての雪。
横浜でも雪降ったことはあるけど、圧雪の道を歩いた経験はないはず。
どんな反応するのかなあ?
ちょっとわくわくします。