今日は書こうと準備していたことがあったけど、テレビから聞こえて来たこのニュースに急遽変えました。
紛争地のことは、私には予想なんかまるでつかない世界ですが。
牧野アンドレ @イラク🇮🇶で医療支援@andre_makinoイラクのこのお父さんの我が子を思う心の深さにすごく感動しました。紛争地の現実。胸が痛い。
2020/02/18 10:11:23
自分の3歳の娘にトラウマを残さないため、このシリア人のお父さんは爆弾の音がしたら、怯えるのではなく、笑うように教えている。
父:「これは戦闘機かな?爆弾かな?」
娘:「爆弾だー!」
父:「よし笑お… https://t.co/I492BHaaI5
それと同時に壮絶な世界を想像しかできないけど胸がえぐられるようです。
この年の娘さんだと、紛争や爆弾やミサイルなんていくら言葉で説明しても理解できる訳もなく、ただただ恐ろしいだけのもの。理解しても恐怖がなくなる訳でもないし。
そこに、こうやってパパが変顔と一緒に痛快に笑い飛ばして、恐怖を吹き飛ばす。
これぞ、まさしく「古典的条件づけ」!
(正確には拮抗条件づけ…ですか?)
爆音による恐怖という感情に、思わず笑ってしまうパパの超変顔で恐怖を上回る楽しい感情をぶつけていく。
恐怖とか不安とかいう「感情」は、人が指示したり教えたりできるものではないですよね。
説明されたからと言ってなくなるものでもない。
もちろん、怖がっているのを「それはいけない!」と叱られたり注意されたってなくなる訳でもないです。それは誰でもすぐにわかりますね。
だけど、それが犬になったら…どうでしょう?
今日もお散歩で会いました。
遠くからテルモを見て「ワンワンガルル~」と飼い主さんの後ろに隠れながら吠えているワンちゃんに「こら!いけない!吠えない!」ときつい口調で叱責している飼い主さん。
それから私たちに向かって「ビビりなんです~すみませ~ん」と。
「いいえ~。大丈夫ですから、どうぞ気にしないでくださ~~い」とテルモとできる限り距離をとって大回りしながら立ち去りました。
イラクのお父さんみたいに機転を利かせてユーモアで乗り切れたらいいなあと思います。
私もビビりさんとわかった時には、精一杯笑顔で「気にしないでくださ~い」とお伝えするようにしています。
本題とは無関係ですけど、紛争地のニュースからこちらの本。
5年前に読んで、正義って簡単じゃないということを痛感しました。