うちの周りには公園と公園をつなぐように緑道が縦横無尽に張り巡らされています。
その緑道の花壇をいつも手入れしているのは地域の「はまロードサポーター」の皆さん。
丹精込めて手入れされた芝桜が満開です。
この本の中にこんなことが書いてありました。
各地の花便りは、浮かれ出さずにいられないような誘い言葉で、手を替え品を替えて呼びかけてきますが、いい気になって浮かれてもいられません。新学期を迎えて、学費の値上げ、運賃をはじめ諸物価高騰でよほど財布の紐を締めなければやってゆけそうにありません。手弁当で家族連れのハイキングが、安全で健康的な春の楽しみ方でしょう。
この本の初版本は1977年。
辰巳浜子さんは、丁寧で手を抜かない基本を大切にすることで有名な料理研究家、辰巳芳子さんのお母さまです。
辰巳芳子さんが1924年生まれですから、その母、浜子さんが本に書かれている時代は戦前から戦後の貧しい日本が急成長し始める頃のことですね。
辰巳浜子さんが生きた時代から何十年かのち。
なんとなくこの文章がそっくりそのままあてはまりそうな春です。
それでも自然は、ずっと同じように律儀に季節を進めているんですね。
桜の花びらが一面に。
春はいろんなピンクであふれています。
手弁当で家族連れのハイキングで安全で健康的な春を楽しめたらいいですね