DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

赤飯を炊いて祝う

この花3

散歩途中で道端に咲いていました。小さなお花。

この花1

ぎゅうぎゅうにきつそうに蕾が固まって付いています。
密だわ~
この花2
こんな感じでもじゃもじゃにヒゲも生えてて
ケシの仲間みたいにも見えます。
野生種ではなく近所のお庭からのこぼれ種で広まったのかな。



もう13年も前に出版された本です。
著者の石川さんはムツゴロウさんの動物王国で長年お仕事なさっていた方。
小学生の頃、テレビでムツゴロウさんのテレビをよくやっていましたね。
その時も時々登場されてたかな。

この本の中でちょっと好きなところがあります。
老犬への接し方について書かれたところ。そのタイトルが「余生は明るくにぎやかに」です。

視力が衰えて耳が遠くなった老犬が寝ているところに心拍計をつけて

A)せっかく寝ているのだからと抜き足差し足忍び足でそっと近づいて突然頭をなでる
B)ドアをバタンと閉めてドタドタと足音響かせて近づく

この2パターンの心拍数と犬の様子を比べてみたのだそうです。

Aの時は犬は驚いて首を上げて、周囲を見回し小さな唸り声をあげて石川さんの手をかもうとした。
その時の心拍数は安静時の40~70から160に跳ね上がったそうです。

Bの時は足音の振動に気づいた時に心拍数は100になり、石川さんが犬の横に腰をおろして手を犬の鼻先に持って行くと、犬は匂いでそれが石川さんだと認識すると心拍数は60に落ち着き、その後なでている間も数値は上昇しなかったそうです。

こうした結果から、音や姿を判断しずらくなった老犬には、ドアはそーっとでなくバタバタ開け閉め足音を立てて、空気の振動を犬がキャッチして前もって心の準備ができるうにしてあげようと、石川さんは書かれています。

なんとも、気持ちが温かくなりました。
長い付き合いの相棒だからこそって感じがして。

この本には様々な犬種や体格の犬に「祝赤飯年齢はやわかり表」というのがあります。

赤飯年齢

その年になったらお赤飯を炊いて犬と一緒に食べて祝ってやろう。
それよりあとは、おまけみたいなものだから、それまで以上に楽しさを基本に犬と付き合おうというものです。

それによると中型・耳垂れのラブラドールやゴールデンの赤飯年齢は10歳だそうです。
テルモも赤飯年齢。

耳が遠くなり目も薄くなって自由に動けなくなったとしても、犬のココロをウキウキさせられるもの。
それってどんなものかなあって…
ひとつはアレに違いないと思っています
「〇〇ぽ」(なぜ伏せ字~?)歩けなくてもカートに乗って。
もうひとつあると思っています。
この2つはどんな飼い主さんにも必ず出来ること!

これからも楽しいことたくさん見つけようね~