DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

匂いを「見る」

昨日まではまだこんなふうに↓つぼんでいた桜。
平岡公園桜つぼみ

昼間の暖かさで開いていましたよ↓

桜ひらく

再びの春を楽しむ。今年はお得です


つくしんぼ

よく見ればあとさき多きつくし哉(正岡子規)だった
つくしんぼの頭が開いてもう胞子を飛ばしているね。

公園を貫く高速道路を渡って東側にテルモの好きそうな道を発見。

平岡公園東林

こういうところに来ると俄然足取りがキビキビして鼻活が忙しくなるテルさん。
どんな匂いが落ちているのだろう?


ちょいちょい出て来る大好きなホロウィッツさんの本です。
(ホロウィッツさん来日しないかなあ~

都会は18世紀~19世紀に行われた「都市の脱臭化」のために泥の道が舗装されコンクリートになり道路は規則正しい碁盤の目になったせいで

犬たちは、舗装されていなかったころのように、落ち葉や草の葉の隙間にひそむ匂いを楽しむチャンスを失ったのだ。(108頁より)

と都会の犬たちを気の毒がっています。

また、ホロウィッツさんは「匂いの散歩」と称してこんな散歩をすると書いています。
文中の「彼女」はホロウィッツさんの愛犬パンプのことです。

このときは彼女が興味を示すありとあらゆる目印に立ち止まる。彼女は「見て」いる。外にいるときは、彼女の一日のうちでもっとも匂いに包まれたすばらしい時間なのだ。わたしはそれを中断しようとは思わない。

気になった匂いを自由に「見て回る」お散歩は犬にとって最高の時間