DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

お散歩は質と量

テルモのお散歩はだいたい毎日朝晩1時間ほどずつです。
だいぶ短くなりました。
7歳でうちに来た頃は朝晩合わせて3時間ぐらいでした。
今でもたまには気の向くまま、お昼過ぎから夕方までただぶらぶら放浪していることもあります。月に一度のお散歩トレーニングでは午前中2時間、みんなで一緒に大きい公園内をぶらついています。



ペットの医療保険を扱うau損保がインターネットで飼い主にアンケート調査(犬:500人、猫:500人、日本全国実施時期:2019年6月21日~2019年6月24日)をした結果が出ていました。

その中で飼い主が犬のストレス対策として心掛けていることの1位は定期的な散歩(71.8%)だったそうです。犬を飼っている人の7割は散歩が犬にとっては大切だという意識があるということですね。

では、その散歩はどのくらいの頻度と時間なのか?
別な調査ですが、ドッグフードメーカーが800人の飼い主に行った実態調査の結果があります。



散歩頻度の平均は週に7.8回、1回の散歩時間の平均は32.1分、距離の平均は1.7㎞だそうです。

人間は一日8000歩ぐらい歩くと良いそうですが、計算を単純化するために一歩=1mとして8000歩は約8㎞。実際には歩幅が1mよりもっと短いはずなので距離はもっと短いのでしょう。
以前に私が万歩計をつけていた時の記録では、1万歩でやっと8㎞をちょっと超えるぐらいでした。
それから考えても一日1.7㎞はたいした歩行距離ではないですね。
もちろん、人は犬の散歩以外にも通勤通学などもっと歩いているでしょうが。

人の視点では、こんな感じですが犬の側から見ると、この散歩はどうなんでしょう?
これらを多いと思うか少ないと思うかは、自分のうちが基準になるのでしょうか。
週に7.8回ということは全員が一日2回まではいかない。
一日2回散歩する人はグラフで見ると3割いるかいないか程度?かな。

以上は、すべて散歩に関する量的なデータということになります。
それに対して、犬にとってストレス解消だけでなく、昨日書いたような生活を豊かにするエンリッチメントという観点で見ると、散歩の質も大切なのかなと思います。
これについてはこれからももっと学びながら考えて日々実践していきたいです。


「運動のためにお散歩を」という飼い主さん、いらっしゃいます。
私も以前は思っていましたが、今はそれはちょっと疑問視していて…
このデータを見て、一日1回、たまに2回、30分余りのお散歩が犬にとって運動といえるのか?
ますます疑問って思いました。
しかも、多くは人が犬の速さに合わせて歩くのでなく、犬が人の速さに合わせて歩いてくれて(歩かせて)いません?
犬が運動している=走っていると言えるほどの速さから見たら、人間の歩く速さなんてほとんど止まっているみたいなものだろうって思います。

ということで、犬が走ったり飛んだりよじ登ったり頭と体をフルに使って本当に運動している動画をおひとつ。
ネオくんはスラロームのギネス最速記録を持っているんですって