前回の記事で古典的条件づけの仕組みを応用して嬉しいものをつくるお話をしました。
今日は、犬がワクワクする遊びのご紹介を。
こういう楽しい遊びも学び舎の先生や学友の皆さんの経験などから教わり、自分でもテルモに合わせて作って遊んでいます。
だから、私が何か材料を持ち出して工作し始めるとテルモはいそいそとそばに寄って来て興味津々で周りをウロウロしながら見ています
これも古典的条件づけの一種ですかね?
「母ちゃんが何か取り出してやっている」=おやつの前触れ
おうちにある箱や容器や捨ててしまうものを使っていろいろなゲームが紹介されているYouTube動画です。材料は家にあるもので工夫して応用できますね。
テルモは使い古したタオルをとっておいて3つ編み、4つ編みにして結び目におやつをはさんで使っています。使い古しタオルならかじって破けても問題ないし、破けてなければほどいて洗うことも出来ます。
また、トイレットペーパーやラップの芯におやつを入れて両端をぎゅっとつぶして塞いであげるだけでも簡単おもちゃです。室内排泄のあとのご褒美に、これでおやつをあげたりしています。
おやつ入りの芯を敷物下、ソファの下やクレートの奥などに隠しておいて探して食べるというのも犬的にはワクワクすると思います。
テルモは紙やタオルはかじっても食べてしまうことはないですが、食べちゃうワンコの時は市販でしっかりした材質のおもちゃを利用するのもありですね
ちょっとした工夫で、犬が鼻活したり、狩りするように探したり、ビリビリと紙や段ボールを口を使って破いたりすることは、動物本来の採食行動にも通じる活動なんでしょうね。
人間のように前足(手)を器用に使えない四つ足動物にとっては、口は本来こう使うんだろうなと思いながら、テルモがビリビリするのをニヤニヤしながら眺めている犬ばかな飼い主です
こうやって鼻や口や体を使うのは脳を使うことにもなっているのか、短時間でもそのあとはぐっすり休んでいますネ。
(息子がアプリで加工したスケッチ風写真。便利な世の中ですねえ。)
動物にワクワクするようなおもちゃをあげたり
生活様式をその動物本来のやり方に近づくように工夫したり
人工の飼育環境では使わない動物本来の心身機能を発揮できるようにすること
などを「環境エンリッチメント」と呼ぶそうです。
動物園や水族館などの展示動物でもたくさん応用されているんですって。
2019年エンリッチメント大賞を受賞した大牟田市動物園の動画です。
ところで、おもちゃを使わなくても犬には最高のエンリッチメントになるイベントがありますね。
一日2回、人によっては1回、3回というおうちも?
三文字のアレですね?
最高のエンリッチメントになるように今日も明日も頑張りましょう!