犬の学び舎のお仲間ギゼ
ラママさんが
セミナーのことをブログで書いてくださいました。
どうもありがとうございます。
2月2日にも品川で田代さとみさんの
セミナーがありますので、今回行きそびれた方はぜひどうぞ。
残念ながらケーキセットはございませんが
私は昨日の日曜日も一日
セミナーに行って来ました。
その時もギゼ
ラママさん一緒だった~
動物との共生を考える連絡会が主催する「動物福祉のグローバルな動向」
動物福祉の世界的な権威であるデイビッド・フレーザー博士による来日セミナーでした。
動物福祉についてまだまだ勉強中の私です。
フレーザー博士のお話を聞いて、日本は世界からだいぶ遅れているかも?
なんて思いました。
例えば、日本には『動物の愛護及び管理に関する法律』(略称:動物愛護法)があります。
この法律では対象を家庭動物、展示動物、産業動物(畜産動物)、実験動物等の人の飼養に係る動物としており、自然に生息する野生動物は含まれていません。
また、その目的は虐待防止や適正な飼養について法律によって規定するものです。
けれども、世界で動物福祉と言った場合には、目的は単に虐待防止でなく、それぞれの生物種としての生き方と尊厳を守るという積極的な動物の幸せを目指しているものです。
また、世界の動物福祉は科学をベースに基準設定をしていますが、日本ではまだそれは十分ではありません。例えば、子犬を生後8週より以前に母犬から引き離してしまうと数々の修復困難な弊害があることが証明されていますが、日本ではこれがやっと昨年規制されたものの、なぜか日本犬に至ってはその例外とされてしまいました。
例えば、イギリスで動物福祉の規範となるWelfareCodeができたのは1970年だそうです。
2020年の日本ではまだイギリスが提唱した5つの自由すべてを採用はしていません。
さらに世界では現在も進化し、個人的な概念規範から企業や国際団体の方針の一部として動物福祉が組み込まれるようになっているそうです。
例えば、世界銀行が投資先を選択するとき、その相手が動物福祉を導入しているかどうかを基準のひとつとして取り入れているとか。
これはオリンピックイヤーの日本でも他人事ではなく、選手村で提供される食肉が動物福祉の世界基準を満たさないことで問題になっていましたね。
少し難しいお話になってしまいましたけど私はこんなふうに考えています。
日本の法律が世界基準ではなかったとしても、動物にかかわるひとりひとりの心の持ちようを世界基準にすることは出来ます。
「動物より人間が先」という意見がありますが、実は人間の幸せと動物の幸せは別次元の話ではないと思います。
むしろ密接に結びついていて表裏一体ではないでしょうか。
これをOne Welfareと言うそうですが、これについてはまたいつか書いてみたいと思います。