DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

犬の暮らす環境は激変しました

昨日の投稿にコメントくださったいとっちさんどうもありがとうございます。
実はこの人が私の旧友で犬を飼いたいという…

彼女のコメントでいろいろ思い出し、そして考えました。

私の犬好きは、小さい頃近所で飼われてた雑種の『シロ』が始まりです。
当時は外で鎖に繋がれてるのが普通でしたからね、シロは毎年仔犬を産むのです…。
その度に私はシロの小屋に潜り込んで
毎日日替わりで仔犬を拝借して、一緒に遊んでいたの。
優しいシロは私を信用してくれて、連れていくのを怒らず許してくれていたのね。
初めての時は心配して私の後ろについて家の中まで入って来たらしいです(私には記憶ないけど…)




私も実家にいた頃犬を飼っていました。
と言っても主たる世話人は母親でしたから私はいいとこどりしてただけ

その犬は段ボール箱に何匹か一緒に捨てられていた子犬のうちの1匹を父が河原で拾って来ました。
もちろん外飼い。
これと言って今で言うような「しつけ」とか「トレーニング」なんてもちろんしてなかったですが、犬がいて困ったことってなかったと思います。
ごくごくたまにうちの中に入れて茶の間でテレビ見ながら一緒に寛いだりしたけど、粗相することもないし、吠えることもなかったし、咬むこともありませんでした。
もちろんシャンプーなんてしてなかったけど、茶色い長毛の雑種のその犬の毛はからまったりすることもなくきれいでした。

当時、外飼いの犬と言えば多くは番犬で怪しい人物が家の周りをうろついたら吠えるのが仕事で吠えない犬は落第生みたいな?
アハ、そういう意味ではシロちゃんは番犬にはなってなかったわけですね…
子犬がいるのに優しかったシロちゃん。
ビタワンが出始めた頃で、「なんか犬専用の食べ物があるんだって?!犬もえらくなったもんだ。」なんて調子だったけど、我が家の犬はその出始めのドッグフードには鼻もひっかけなくて人間のごはんをもりもりと食べてましたっけ

あれから半世紀も経っていないのに、犬を取り巻く環境は激変したなあとつくづく思います。
今では番犬として飼う人はめったにいないばかりか、犬は吠えたら叱られてしまうという。
犬にしてみたら『なんのこっちゃ?』なんだろうと思います。
何万年もの歴史の中で、犬は吠えるから重宝がられてきたはずなのに…。

だからと言って、いつまでもいつまでも吠えっぱなしは、人も困るし。
吠えやまない=吠えやむことができない犬自身もどこか戸惑っているのかもしれません。


みなさんの犬原体験も是非お聞かせください。