DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

犬も人も思春期は同じ

里塚緑ヶ丘公園
朝ん歩、いつもよりちょっと遅く7時半頃出発。
未開の方向を開拓してきました。
テルモは大きな公園、母ちゃんは農協の大きなお店を発見して二人とも大満足で帰宅したらもうすぐ10時だった

今日、犬の学び舎でシェアされていた記事をこちらでもご紹介します。



犬にも思春期があることが研究で明らかになりつつある…

犬の思春期については、これまでも「セブンスマンスクレイジー」と言われていたようです。



2011年出版のこちらの本にも書かれています。

性ホルモンの働きが活発になって、いわゆる「ぐれる」状態になることがある時期です。突然反抗的になった、今まで吠えなかったのに急に吠えるようになった、ご飯を食べたがらないとか…体に異常がないのにそういう症状が現れる…人間にすれば、思春期と言われるものです。(42頁より)

犬をよく見ていれば、この時期にこういう変化があることが分かるのですね。
そういう気づきが研究によってひとつ裏付けられたということ。

本では、この時期に飼い主さんからのしつけの悩みが出始めるときだが、やがて落ち着くのであまり大騒ぎするとかえって問題がこじれてしまうとも書かれています。

先に紹介した記事の中でも、この時期が最も多く保護施設に入れられる時期であると言っています。
論文では次のようにも書かれているそうです。

犬の思春期の変化に飼い主が気づくことが非常に重要であり、犬が従わないからと過剰に罰したり、育成を放棄したりしないことも大切である



こちらに来てからも1歳前後のワンちゃん連れには何度かお会いしています。
「何をするか予測できなくて…。」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
その時に間違っても「今のうちにしっかりしつけないと将来大変ですよ」などと言わずに
「思春期ですね~」とニッコリと微笑み返したいものです。

そして、ひとりで抱えずに信頼できるプロに相談してみることも、この時期を乗り越える親代わりの飼い主の知恵かもしれないです。

何よりも、こういうことを飼い主が知ることで、自分のモヤモヤをリセットして整えることが出来る。
そういう姿を犬はきっとつぶさに観察しているだろうと思うんです。


上記の本ですが、紙の本は絶版になっていますのでkindle本からどうぞ。