テルモも野菜も先生です
夕暮れの空がなんだかドラマチックでした。
野良仕事@Sapporo始めました。
神奈川のときとは野良仕事カレンダーがまるっきり違うのでイチから出直しです。
野菜栽培は土地によって違いますもんね。
今から雪が来る前の10月まで、半年間が雪降る国の農サイクル。
短いですねえ。
面積はだいたい50平米。
家庭菜園としてはかなり広いです。
私とテルモは食べる専門ですけどね。
何から始めようかなあ
考えている時が一番楽しいかも。
枝豆ととうきびは家庭菜園の必修科目です~。
夏はトマトやきゅうり、ナスなど果菜類が人気ですね。
こういうひとつの株に幾つも実がなる「生り物」を広い面積で栽培すると「収穫して食べる」ことが一番大変なんです。
なんせ、盛夏のきゅうりなんて一日で10センチも伸びますから。
毎日のように収穫しないと、あっという間におばけきゅうりが何本もぶらさがってしまって
横浜で農家さんに指導してもらいながら栽培していた時は1度に20本以上のきゅうりを収穫した時もありました。それが一日おきでとれたら、到底食べきれませんね
ご近所さんや学童に配達して食べてもらってましたっけ。
10年ほど前にお父ちゃんが家庭菜園を始めた頃、野菜について少し勉強しました。
畑で栽培しつつ収穫したのを食べながら、本で勉強すると本当に面白いんですよね!
畑で見かける虫や雑草についても、その頃から名前や性質を知りたくて調べました。
本で読んだことが実際のフィールドで目の前で確かめることが出来る。
こんな楽しいことありません。
私が今、犬学にのめり込んでいるのも、まったく同じ理由だと思っています。
だから、テルモや野菜や野の花や昆虫たちはみんな私の先生!
プロフィールによると、相馬暁先生はラオスでの青年海外協力隊参加後、北海道の農業試験場で野菜栽培、土壌診断、野菜の品質などについて研究と普及に尽力されたそうですが、残念ながら2005年に亡くなられています。
私が相馬先生の本に出会ったのは、そのずっと後です。
ご存命のうちに本に出会って、できればどこかでお話を聞いてみたかった。
専門知識を十分に活用しながらも生活者の目線でユーモア交えて書かれていて、当時読み漁ったどの野菜の本とも違って、野菜への相馬先生の愛情があふれている本です。
この本に出会ってから、野菜の性格がわかるようになりました。
トマトはとにかく律儀できゅうりは自由奔放…。
同じトマトでも大玉は気難し屋、だけどミニトマトは暴れん坊。
ワタシ、犬だけでなく野菜についてもけっこう変態かもしれない
相馬先生が活躍された農業試験場からあまり遠くない場所で、このたび野菜栽培をできる。
なんとはなしにウキウキしています。