こんにちは。
今日も森ばなしをします。
私たちが今年,活動を始めようといている森は,面積がおおよそ17haほどの大きな森です。
1ha=10000㎡=100m×100m
よく面積で比較対照となる東京ドームはおおよそ4.5haぐらいらしいので,4個分弱ぐらいあるのかな?
(この比較って想像できますかね?いつもちょっと疑問だけど,ま,いいか(笑))
まあそこそこ広い。
森の端っこに立って思いきり大きな声で「ヤッホー!」と呼んでも,到底,向こう端までは聞こえません^^;;
(これは実証済み^^;去年の夏に森でこんなシャウトイベントやりまして↓(^_^)v)
実は,この森は2022年に札幌市の都市計画審議会によって次のような計画が承認された場所です。
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イオンの森は,ご存知のかたもいらっしゃるかと思いますが,市内で2か所あるアオサギの営巣地になっています。そのため,札幌市でも次のような約束をイオンとしているようです。
- アオサギ営巣地となる森の6割程度のエリアは現状のまま立入禁止区域とすること
- 残りの部分をイオンが手を入れて市民の憩いの場となるようにすること
- そのうちの一部市有地については札幌市が公園化すること
などです(北海道新聞記事より要約)。
この計画は承認され,その後,住民説明会も開催されました。
ただし,この計画についてはもちろんですが賛否両論あります。
タイトルに「詭弁」「ごまかし」など穏やかならぬ単語が躍るのでドキドキしますね。
この記事は地元の老舗メディアの「ひろまある清田」さんの記事です。
ひろまある清田さんとは,イオンイベントのワークショップなどで何度かご一緒させて頂いていますので,記者のかたのお顔が浮かんで,ふむふむ(*^^*)です。
地元の古参のかたなので,清田の歴史にもたいへんお詳しくて,いつもお話しを興味深くうかがっています。
私たちは,もともとは札幌出身とはいえ,一度,首都圏に出て20年ぶりに出戻った地元では新参者です。詳しいかたのお話しをうかがうのは「なるほど~!」の連発なんですよね。いつもお話うかがえるのを楽しみにしています。
賛否あるのが当たり前で健全な世の中だと常々思っています。
むしろどちらか一方の意見しかないことのほうが不健全だし,それで良い意思決定につながるとは思えません。
大企業さんの考え方と地元住民の意見,ここに声量や持っている資本の大小による不公平があるのは望むところではありません。
だからこそ「協働」を提案したい。
今日は少し,きな臭い話題ですかね?(笑)
ならば,なおオープンに!
私たちは地元に住むいち生活者です。
地元生活者のひとりとして,17haもある貴重な森。
持ち主がいるのだから,だまって,従うのがお行儀良い市民なのかもしれません。
でも,幸いにも先方さまが,耳を傾けてくださっているのです。この機会を逃さず,互いに虚心坦懐に意見を交わし合えないだろうか?
アオサギが営巣するところというだけでなく
かつては人の営みがあって地元歴史の痕跡が眠っているところ
同時に
公園などには見られない,森の生態系としての時系列…それは人が入らなかったからこそ繰り広げられた豊かな自然の育ちが息づいているところ
これらは,先日の森を見る会で,専門家のかたにご指摘いただいて初めて知ったりその大切さに気がついたところです。
何がどうとは,まだ詳らかにできないけれど,そこにはきっと今の私たちが関与して守り育てていける未来への「豊かさの種」が落ちているように思えます。
だから,一緒に関わらせてもらいたい!
そんな素朴な想いが,この森とかかわりたい原動力です。
対立の構図ではなく,森に注目しているひとびとみんなの対話のなかでより良い未来を模索したい。結果としては,思い通りでない部分もあるだろうけれど,そのプロセスに関わっていれば,折り合って納得できるのではないか。
直接の対話をしようとせずに,そのプロセスが進行していることを知っていながら傍観して,出来上がってから何か言うのは,後出しじゃんけん。フェアじゃない。
そんなふうに考えています。
ちょっと,夢物語っぽかったですか?
そして青臭いですね(笑)
森の未来を考えるお話しばらく続きます,たぶん。
今日も読んでくださってありがとうございました。
森のはなし,よろしければこちらもどうぞ。