DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

森を見る目:森を愛するひとたち

こんにちは。

 

3回続きで木こりのお仕事見学レポートしていました↓

 


tellmore-mom.hatenablog.com

 

今年は森での活動を始めるので,森の話題多めになります。

私の中では,犬の話も,森の話も,季節労働の大学での学生さんとの勉強も,みんな根っこではひとつにつながっています。

一見バラバラに見えるでしょうけど…

ひとまず「森のはなし」という新カテゴリーを設けてみました。

 

2023年5月21日(日)

林野庁の平田美紗子さんと,ブログで何度も登場した木こりの足立成亮さんにお越しいただき,一緒に森を歩いて今後の森活用などについてアドバイスをいただきました。

 

平田さんについては,公式な肩書以上に平田さんというかたの魅力について是非ご紹介したいので,NPO法人リトカルさんのnote記事↓をシェアしますね。

note.com

 

リトカルさんは2021年に平田さんをゲストスピーカーにオンラインセミナーを開催されていました。私も参加したかったのですが,残念ながらかなわなかったワクワクのセミナーです。

 

足立さんも平田さんも,お会いしてすぐにわかることがあります。

 

森愛がすごい!

探求心がすごい!

行動力がすごい!

 

 

これは,私たち犬学舎界隈で言うところのいわゆる「変態さん」ですね(笑)

森と樹木の変態さん。

これ最上級の褒め言葉です,くれぐれも誤解なきよう。

 

プロフェッショナルは少し探せばあちこちの業界で見つけられるでしょうが,変態さんはシンプルなプロフェッショナルとは一線を画す。

好きで好きでたまらないモノやコトがあり,それが業務上のタスクであろうとなかろうと,そこにそれらがあるならば嬉々として出向いて行く。

そういう愛おしきひとびと。

変態さんの定義だけで終わってしまいそうなので,このへんでやめます^^;

 

 

おふたりと一緒に森歩きをしたことについては,少しずつレポートしていくとしますが,今回は,ひとつだけ私が目からウロコだったことを。

 

森を見ると言ったら,そこにある植物や土壌や地形や動物や,いわゆる自然体系についてつぶさに観察するものと想像していました。

 

が,実際に森に入ってみると,かつては旧拓銀の保養地として利用されていた場所なので,人間の人工的な営みの痕跡が至る所で発見できるのです。

そして,おふたりともこれらの痕跡にも丁寧に注目されていました。

これは意外な驚きでした。

 

自然事象だけが対象ではない。

森にあるものすべてを注意深く観察して,森に刻まれた人間の営みの歴史も掘り起こしていく。それが森を見るということ。

 

ですから,獣道の土の下に埋まっていた錆び付いた看板なども一生懸命に土を掻きだして掘り起こしたりしました。

看板の文字は錆びでほとんど消えかかっていましたが,何かの注意を呼び掛けているようでした。

 

その看板が落ちていたところの地形の特徴,たとえば沢筋に下りていく場所であるとか,いろいろな状況を総合して想像力を働かせて,かつてそこにいた人たちがここで何をしていたのかを推理する。

 

アフターディスカッションでは1960年代からの古い地図なども持参したので,それらと現代地図を重ね合わせて,踏破しきれないところの地形を推測したり,そこを人がどのように利用していたかを議論したりしました。

ブラタモリみたいな?(笑)

 

森にあるものすべてが対象。

あるがままを見る。そして,これからを考える。

 

こうやって森と向き合うのだなあ。

 

img src="photo.jpg" alt="森の入り口の広場のような場所で10数名の参加者が輪になって足立さんの話を聴いています。あいにくの雨なので全員レインコートや雨仕様の出で立ちです"

当日はあいにくの雨でしたが10名以上の方が森に集まりました

雨の中を,足立さん,平田さんはじめイオンのまちつづくりチームのみなさんや森に興味のある10名余りのかたたちとご一緒できました。

みなさん,どうもありがとうございました。

 

今回は森歩き後,イオンのなかでアフターディスカッションがあったので,テルモはご近所のお馴染みさん宅に居候させてもらってました。

いつか一緒に行けるかな(^▽^)

 

 

今日も読んでくださってありがとうございました。