こんにちは。
無事に以下の記事からつづいております(笑)
前回,前々回とトーヤの森で木こりの足立さんたちチームのお仕事を見学してきたレポートをワタクシ,テルモかあさんの独断と偏見に満ちた視点で^^;書いています。
今回で最終回になるか?な?
足立さんは木こりですが,従来からの林業とはちょっと一線を画す営林方法で森の育ちと人間の営みを融合させているかたです。
今回は,足立さんのお考えの一端をご紹介してみます。
下のリンク↓は,コープさっぽろが森と人をつなぐことを目的として発刊している「モリイク」という冊子のPDFです。
https://www.sapporo.coop/common/img/content/cassette_6_pdf01_20230405_185529.pdf
このなかに「あすもりは未来(あした)を夢見る。」と題して,これからの森づくりについて,新進気鋭の森づくりの達人からお話しを聞いてヒントをもらうという特集が組まれています。そこに登場している森づくり人のおひとりがoutwoods代表の足立成亮(あだちしげあき)さんです。
実はこのコピーをトーヤの森研修で足立さんから頂いたのでした。
その中で足立さんが,「参加者とのつながりについて意識していることは?」という質問に答えてこんなふうにおっしゃっています。
森という”全体意思”に干渉してゆくことを仕事としていますが,それは自分の死後に結果が現れることの方が多いはずです。ゆっくりとしか変わらない。ならばやれることはただ一つ。自分が見つけたり,信じたりしているコト・モノ・技術をいかに明確な足跡,すなわち”その場”の記憶や記録,魅力として残して次に繋いでゆくか?いつかはわからないが必ず現れる理解者をそこで待ち続けています。
そうか!足立さんは待ち続けるひとであったのか!
さて,私には待ち続ける覚悟があったろうか?
ふとわが身を振り返って少し恥ずかしくなったりしました。
また,犬バナになって恐縮ですが
「必ず現れる理解者」の存在を私は心から信じているだろうか?
どこか,斜に構えて『どうして(犬の世界は)いつまでも旧態然とした考え方から脱皮できないんだ!』という怒りと諦めめいたものを知らずのうちに纏っていなかったか?
森をつくることは,去年始めて今年出来上がるような仕事ではありません。
100年後のvisionに向かって今日の一歩をあゆむ。
visionとは文字通り「視野,視界」であり「未来を見通す力」です。
森という,人間とは時間スパンが桁違いに大きいものとつきあうからこそ言える言葉なんだろうな。
そんなふうに感じ入った次第です。
これが,トーヤの森レポート最終回になりますので,ここでちょっとだけ先を見たハナシを(笑)
明日(2023年5月21日(日)),足立さんにお越し頂いてウチからすぐのイオンの森を見に行きます。
森づくりのプロフェッショナルには,この森の今はどんなふうに見えるのだろうか?
この森は,自然の山にある森ではありません。
何十年も前から,人が手を入れて利用してきた住宅街の真ん中にぽつんと飛び地のように残された森です。
ひとが手をかけてからのち,しばらく所属移管されて手入れされずに放置されてきた場所でもあります。
森の現在地を見極める。
私たち素人にはできないことなので足立さんにお願いをしました。
今年一年かけて,足立さんのほかにもさまざまな専門分野の森の先達にお願いして森を一緒に見て,現在地をできるだけしっかりと把握したい。
それが,今年の森活動のアウトラインです。
もちろん,イオンさんとも一緒に動いていきます。
いずれ,広く地元のかたを中心にたくさんの方と森の展望を語り合っていければ,こんな嬉しいことはありません。
どんな切り口からでも森の未来に夢をお持ちのかたは,ぜひ,ご一緒に。
この一年で,この森の100年後のvisionを描くために必要なパーツを見つけられるのか?
ぜひ見守っていただけたら幸せです。
今日も読んでくださってありがとうございました(。・ω・。)ノ♡&✌