DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

ところ変われば…犬と人の暮らし

こんにちは。

 

こないだ、今季2度目のアイスキャンドル点灯しました。

新しく巻貝型キャンドルを追加

 

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別の形作ろうと失敗して偶然できた巻貝型

ちょうど見に来てくれた犬友さんが「巻貝みたい。」と言ってくれたので、そういうことにしました。

 

 

さっきロイターのtweetにふと目が留まりました。

 

 

トルコといえば、イスタンブールではたくさんのstreet dogsとまちの人たちがうまいこと共存しているらしい。

それどころか野良犬の捕獲は違法とされている国のひとつ。

そのせいかどうなのか殺処分はゼロだとか。

というプチ情報は、ドキュメンタリー映画「STRAY」の存在で知ったことです。

 

realsound.jp

 

日本では野良犬、野犬は少なくて、犬といえばほとんどは誰かに所有されているのが普通になりました。

日本でも、まちに野良犬がウロウロしていた時代は、たいして昔のことじゃないんですけどね。

だから、今では飼い主のいない犬は幸せには思えない…という人が多いかも。

 

でも、トルコのようにstreet dogsがいるのが普通の国も世界中にはたくさんあるようで。

『ほんとうに野良犬は幸せではないのか?』

そんな素朴な疑問をもっています。

というのも、テンプル・グランディンさんが子どもの頃の犬がどんなだったかを本で読んでから。

その頃は、どの家でも犬は放し飼いだったという。

日中、犬たちは子どもたちが外で遊んでいるとそばにいて走り回っていたが、互いにけんかもしなかった。

犬たちはときどきどこかに姿を消すこともあったが、どこにいたのか、みんな一緒だったのか、ばらばらだったのかはわからない。

犬たちは日中は外で自由に過ごしていたから、家で家具をかじることもなかったし、もちろん吠え声が問題になることもなかった。

 

そして、テンプルさんはこの本「動物が幸せを感じるとき」のなかで、犬にとって自然な状態とはどういうことか誰もわからないと前置きしたうえでこう書いている。

 

犬にとっていちばん自然な生活は柵がなく、人間の飼い主がいて、おもに野外で過ごす暮らしではないだろうか。その理由は、犬はオオカミから進化した十万年前に、おそらくそんなふうに人間と暮らしていたからだ。…中略…大昔の犬は、おそらく、私が子どものころの犬のようにふるまっていたのだと思う。人間といっしょに狩りに出かけたり、自分たちだけで出て行ってうろついたりして、寝ぐらに帰ってきた。(p50-51より)

 

 

犬と人の暮らしのはじまり…

 

ロイターのtweetに登場する犬とおまわりさんの様子を見て、テンプルさんが書いていた光景がすぐに頭に浮かびました。

 

犬も人も今のように確たる安全の保障はなかったろうし、どちらも今よりずっと短命だったろうと想像できる。

 

それでも、人に飼われていない犬が必ずしも不幸とも言えない気がして

素朴な疑問へのヒントが映画にないだろうか?

何万年か昔に、犬と人の歴史が始まったそのきっかけに似たシチュエーションが映画の中にないだろうか?

そんな期待があるんです。

 

今年3月から全国で順次公開だそうだけど、北海道はいつになるかなあ。