DOGS AND BOOKS

人生は犬と一緒に歩いて身近な自然にかくれた秘密を探す旅。とくに犬に学ぶ旅は終わりのないライフワーク。

探索システムのスイッチON

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こんばんは。

朝ん歩、ついに雪になりました。

と言っても日向は解けてます。

木の日陰の形まんまに雪が残ってました。

 

 

昨日、古典的条件づけについて書きました。

tellmore-mom.hatenablog.com

 

テンプルさんの本からの引用の中に出て来た「探索システム」について。

 

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テンプルさんは動物にとって「情動」が非常に重要だと述べています。

そして、人間を含む哺乳動物が生まれながらに持っている4つの情動システムを上げています。

その4つとは

探索、怒り、恐怖、パニック。

では、探索システムとは…?

 

「探索」とは「自分の身のまわりを探検し、調べ、理解したいという基本的な衝動」だとパンクセップ博士は言う。(中略)何かいいものを手に入れたいという気持ち、手に入るのを楽しみにする気持ち、それに対する好奇心などが混ざり合っている。(16頁より)

 

また、パンクセップ博士の次のような引用を紹介しています。

 

「『探索』は、数多くの情動が発現する出発点と言えるだろう。…動物にあらゆるタイプの報酬を期待させるシステムである。」(17頁より)

 

そして、テンプルさんは、動物の脳が健全な発達をするためには、探索システムを適度に満足させることが大切で、心身ともに健全な状態であることが動物にとっての幸せであるという考え方です。


「名前を呼んでおやつ」という簡単な方法で、探索システムのスイッチをオンに出来るなら素敵だと思いません?


 

古典的条件づけのその先へ

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こんばんは。

週末、久しぶりに父ちゃんも一緒に馴染み公園をテルモと散歩しました。

お日様たっぷりのよいお天気で、紅葉はもうだいぶ終わってきてるけど木々の間から射す光がきれいでした。

木道を歩いている途中、落ち葉がハラハラハラハラと舞い降りて来て思わずみんなで立ち止まり見上げていました。

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ちょっと音楽つけてみました♪

カラスがかあかあ言ってますね(^^)

 

いま、犬の学び舎の希望者でグループを作って条件づけについて勉強しています。

特に古典的条件づけは、このブログでも何度か書きました。

tellmore-mom.hatenablog.com

パブロフの犬がベルの音が鳴るだけでよだれを出すようになった学習の仕組みのことです。

 

例えば、名前を呼んでからおやつをあげることを繰り返せば、名前がおやつをもらえる前触れとなって、名前だけで犬はよだれが出るようになります。

こうして、犬を飼ったら何をおいてもまずは「名前を呼んでおやつ」を折に触れて行っています。

ところで、名前を呼ばれたことによって犬にはどんな変化が現れるのか?

「よだれを出す」ということだけなのか?

「名前を呼んでおやつ」を実践している多くの犬仲間が疑問に思っていることなんです、実は。

十分に条件づけされた犬は、名前を呼ばれると実に嬉しそうな素振りで私たちの元にやってくるのです。

ただただ、生理的反応として唾液が出ているだけではないよね?と誰もが感じています。

 

犬仲間ではダントツに評判の高いテンプルさんの本。

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この本にも、古典的条件づけ、オペラント条件づけの話はいろいろな章で何度か出てきます。その中のひとつを引用紹介します。

 

パブロフの犬のベルの音も、お金も、いい成績もみな生まれながらの欲求を満たす一次強化子と結びついて二次強化子であることを述べたあとで

 

ところが、ドーパミンと「探索」システムについてもっとよくわかっている現在では、報酬に対する考え方が変わってきている。報酬になるのは、その物自体ではなく、それを期待している時間だ。ある意味では、実際に何かを手にいれたときより、追い求めているときのほうが楽しいのだ。(132頁より)

 

さらに、続けて次のように。ここでのクリック音は「名前を呼んでおやつ」の名前と置き換えて読んでもOKです。

 

クリック音は報酬ではない。「もうすぐほうびがもらえるよ」という合図だ。クリック音が「探索」システムを刺激し、それによって「期待する」という、とても心地よい状態になる。(132頁より)

 

まさに、犬と暮らすお仲間さんたちが、みな同じように感じている名前を呼んだあとの嬉しそうな姿、これはおやつを「期待する」ことによって得られた「心地よい状態」そのものといえるのではないか?

 

このように考えると、生まれながらに好きなもの=おやつ以上に、二次強化子であるクリック音や名前や褒め言葉が犬にとって快の感情をもたらす力を持っているのではないか?

そんなふうに思えて来ます。

 

人間はひとりだけで人間になったわけではない

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しっぽの連写

こんばんは。

一週間ほど前に撮影したしっぽの連写写真です。

視線の先にキツネの気配をとらえています。

そして背中のおしり側半分ぐらい毛が逆立っていました。

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興奮するとこの部分の毛が逆立ちますよね。

キツネの姿をわりと近くに確認できたので、いつもより興奮が高まっていましたよ。

動物らしいですね!

 

さて、昨日のヘウレーカ面白かったですね~。

菊水先生、本には載っていない新しい研究のことも紹介してくださっていました。

洋犬はふれあうとオキシトシン分泌量増えるけど、柴犬は視線で見つめ合うだけでオキシトシンが増える。柴犬はよりオオカミに近いと言われているためかもとか。

人の妊娠後期から出産後にかけて犬と暮らしていると感染症に強くなるのは、犬が持つ細菌叢が免疫を高める働きをしているのではないかとか。

どんどん人と犬の関係をとりまく研究が進められているんですね。

とても頼もしいですね。

 

もうひとつ興味深かったことは、又吉直樹さんの犬に対する向き合い方でした。

 

「動物が動物を飼うって何?」という哲学めいた問いから幼い頃に犬が家まで着いて来た記憶をよく覚えていらして、その思い出の再現話がまた上手で情景がはっきりと思い浮かびました。そこらへんのストーリーテラーとしての実力もすごいと思ったし、それらを洞察する力から導かれる犬への想いがとても謙虚な感じがしました。

ノッチ中岡さんは犬好きが高じてドッグトレーナースクールにまで通ったとか。『自分は犬が好きだけど犬はどう思っているんだろう?』という疑問は、きっと犬好きさんなら誰もが心の奥にあるものでしょうね。

 

菊水先生のお話ですごく心に残ったのは「送りオオカミ」のお話。

昔、山道を歩いて村に帰るとき、山の中から人間の後ろを距離をとってずっとついて来て、家に戻ったのを見届けると山の自分のテリトリーに帰っていくというオオカミのこと。

このオオカミに着いて来られた人が、襲われて食われるかもという恐怖でなく、無事に送り届けてくれていると思ったというところ。

ちょっと意外なんだけど、そう思えたからこそ、オオカミの中から犬に進化できた個体が現れたのかなと不思議な親近感を覚えるお話でした。

犬って知れば知るほど、人間と犬は共進化する必然性の赤い糸みたいな宿命のようなものを感じます。もはや偶然ではない。

このブログでも何度か登場しているアボリジニの「人は犬のおかげで人になれた。」という言葉がますます納得できます。

犬がいなかったら、今頃人間はどんな暮らしをしていたのだろう…。

 

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この本の結びの言葉が、ちょうど私の気持ちにぴったりと来ます。

 

人間はひとりだけで人間になったわけではない、その傍らにはいつもある動物がいた(そして、いまもいる)と考えることは、それだけでぼくを嬉しい気持ちにさせてくれるのである。(244頁より)

 

 

 

 

キツネの巣とマニアックなリードワークと…

こんばんは。
おや?3日ぶり?
そんなにお休みした覚えがない(^^;;;

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左の写真は、一昨日だったかなあ…撮ったキツネの巣らしきもの。
真ん中の黒い穴がそれです。
先週末、久々に会った犬軍団の先輩に「教えといてあげるよ!」と伝授してもらいました。

テルモのキツネ追いが本格化してて「たまに焦るよ~」って言ったら、先輩が「ここに巣があると分かれば、その周り来たら注意できるしょ?」(正調北海道弁入ってますね、いい感じ)というワケで。
あざーーっす!!
こういうのが園内至るところにあるんですね。

昼間の犬の視力は人間より良くはないけど、暗いところは人間よりは良いし、動体視力はさらにうんと良いので、暗くなっても獣探索の手を(鼻を?)緩めることはないです。

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人間の目では到底わかりませんが、犬の鼻と耳と目をもってすればちゃんとわかるんでしょうね。
上の右側の写真の後ろ姿は、林の奥にある気配をセンサーハイパワーで読もうとするテルモ。まあなんと勇ましく頼もしさすら感じます(親ばかですわねえ)。

 

とにかく、札幌に越してからこういう場所を毎日歩いているので鍛えられます、飼い主のリードワークが…。

まず何をおいても「しっかり止める」。

自分の足が動いてしまったら、テルモはグイグイ前進できるので=引っ張り強化練習になっちゃう(^^;)。引っ張る犬を作るのはいかに容易いのかって身を以て体験しますね。

なので、自分の体幹をまっすぐ立てて腕力でなく、丹田(わかります?)でリードを止めます。腕力では絶対無理です。テルモはたかだか体重25キロ程度ですが、その引っ張りを手だけで止めようとしたら腱鞘炎必至です。

そして、止めるだけで引っ張らないこと。

犬が止まったら、すぐにテンション緩めること。

テンション入りっぱなしでも、犬の引っ張り強化練習になってしまうので。

どういう意味かは、自分で試してみるとすぐわかります。

人間が装着可能なハーネスをお持ちなら(普通ないですけどね( ´艸`))つけてリードつないで試してみてください。ご家族にそのリードを後ろからグーっとテンションかけてもらってください。ハーネスない方はシャツの背中真ん中辺りをぎゅーっと後ろに引っ張ってもらっても体験できると思います。

すると体が後ろに引っ張られて重心が後ろになってしまうので、無意識にそれを補正するために体は前に重心を持って来ようとします。つまり、後ろに引かれた力と均衡するように自分は前方向に力をかけて行こうとします。そうでないと二本足で立っている人間はすぐにバランス崩しますね。

四つ足の犬でも原理は同じで、見ているとわかりますが、前脚でぐっと踏ん張って首がじわ~~っと前に長く伸びて重心を前に持って行こうとします。=じわ~っと引っ張ることを強化しているのですね。

(余談ですが、拾い食いのある犬のリードを後ろに引っ張ると逆にターゲットに近づいて食べられてしまうのも同じ原理ですネ。拾い食いにもリードを引っ張るのはNGな理由です)

 

そこで、ご家族にリード(またはシャツ)を引くのをすっとやめて緩めてもらうと、前に移動していた重心を後ろから支えるものがなくなるので、前方向にコケる感じになります。

犬だったら、不意に緩めた瞬間にあごを地面に打ちつける形で前にコケることもあると思います。

 

 ですから、止めたあとにリードを乱暴に緩めると犬は前方向にアゴゴッチンしてアスファルトの地面だったら痛そう~~。

 

という理屈なので、止めるためにリードをグリップする時も直後に緩める時も、意識の上では「しっかり」ですが、力配分は、にゅるっとグリップしてふわ~っと緩めます。

…ってもう変態すぎて、変態仲間さんしかついてこられないですね、この話。

 

はい、ではもう一度おさらいしましょう。

 

  1. にゅるっとグリップしてふわ~っとゆるめる
  2. 手でなく丹田で止める

 

犬を止めるリードワークの時のポイントふたつですよ。

日々是鍛錬。ご一緒に頑張りましょう!(って誰?)

 

 

11月4日「ヘウレーカ」要チェックです!

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今朝は素晴らしいお天気でした。
馴染み公園をいつもよりのんびりと朝ん歩を。

ナナカマドが赤くなった葉をすっかり落として、真っ赤に熟した実が青空によく映えていました。背景の木々も黄色くて青空との対比が際立ちます。

ナナカマドって白い花も咲くと目を引くし、夏が終わる頃から実がどんどん色づいて来る。それを追いかけるように緑の葉がワイン色に色づいていき、赤い実とワイン色の葉が美しい。風で葉が落ちたあともこんなふうにきれいで四季を通して楽しめる木ですね。

白樺の黄葉は昨日の朝ん歩で。白い幹との組み合わせで木の下に入るとぱっと明るいです。

今日は重大なお知らせ…って大げさですが。

Eテレの「ヘウレーカ」ってご覧になっていますか。

11月4日(水)22:00からのヘウレーカに菊水健史先生が登場ですって。

 

 

菊水先生は、犬と人の関係学を研究する世界的なトップランナー

 

 

このブログでも何回かご本を引用させて頂いています。

tellmore-mom.hatenablog.com

 

犬関連のお仕事されるプロの方で、菊水先生をご存知でない方はいらっしゃらないと思いますが。

飼い主さんたちにも是非とも読んでほしいとびきりの一冊を上のブログ記事でご紹介しています。

 

菊水先生は犬と人の間で視線を介して分泌されるオキシトシンについての研究で有名です。オキシトシン研究のあとも、一般の飼い主さんと犬たちの協力を得て、犬と人の絆について研究を進めていらっしゃいます。

 

菊水先生の初版本出版が2012年で、それ以降の新しい研究についても何かご紹介されるのかなあ…と楽しみにしています。

ぜひ、録画予約をお忘れなく(^^;)

 

 

 

そうそう!お散歩は優秀な遊びです

今日もお散歩楽しく行って来ました。
夕散歩で久しぶりにゴールデンのムックくん(仮名)に会いました。
年頃も近いし、テルモ町内では少ない大き目ワンコ仲間なので、なんか会えると嬉しいです。

 

 ぐっと来るtweetですね!

散歩は人と犬が一緒に楽しめる遊び。

ときに冒険だったり

ときにお友達との交流だったり

ときにSNS(マーキング)だったり

ときに運動だったり

たまにお勉強のこともあるかな

まれに、残念な体験になる日もあったりするけど…

そんないろんな時間を犬と人が「一緒に」共有できるのがお散歩。


あんまり楽しくないという人もいらっしゃいますよね。

分かります。私もそういう時があったから。

でも、犬は切り替えの天才ですね。

いつまでも引きずらない。

あまり根詰めないでまあまあで。

明日も楽しく歩けますように…

 

課題はありますが私の課題ですね

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こんばんは。

黄葉が日に日にオレンジになり茶色になって行きます。

風の強い日もあるので、散ってしまった木もたくさんあって馴染み公園の林はどんどんスカスカになって明るくなってますよ~。

今日は散歩中の動画を撮ってみました。歩きながらの撮影なので船酔い注意!(^^;)
ごめんなさい。

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もちろん、公園内は車も通らず今は人通りも少ないので、道幅十分で脚側歩行はしてないです。だいたいこんな感じで私の1~1.5mぐらい前を歩いています。

尻尾おおむね右寄り??(^^)

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そして、気になるものがあると立ち止まってそっちにじっと注意を向けたり、匂い嗅いだりしてまた歩き出します。

動画ではたぶん、林の奥にキツネかエゾリスの気配を感じて注視しているのかな。

 

こんな感じで散歩していることがほとんどです。

 

でも、こんなときもあります。

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上2つの動画に比べるとテルモの後ろ姿にちょっと緊張感が漂っていませんか?

まず頭の位置が高めで周りの気配、特に匂いよりも視覚情報優位で歩いているのかな?周りを見渡したりしています。上の動画は頭を落として地面近くの匂いを嗅ぎながら進んでいる。尻尾も根本からリラックスして高くゆったり振っているけど、3つ目の動画は根元にちょっと力が入っていて、水平ぐらいの高さかな?と思います。

あと、ちょっとわかりにくいんですが、後ろ脚の筋肉に力が入ってて先へ先へ急ごうとして、もしも私がちょっとでも遅れるとリードを引っ張り加減に歩くはずです。

なので、私はテルモの速度に遅れないように速めに歩いてリードにテンションがかからないように頑張っている(つもり^^;;;)です。

この木道は雑木林の中をくねくねとうねって作られているので、林の真ん中を歩くみたいなもんなんですね。だから、獣の気配をすぐ近くに感じられるらしく、ここを通るときのテルモは、よりいっそう獣センサーハイパワーになります。

カサッとでも木立で音がすると、こんな感じでガッシガッシと進み、だんだん興奮がエスカレートしやすいです。だから、ことさら、リードにテンションがかからないように気を付けています。これでテンションかかると興奮をエスカレートさせるきっかけになってしまうだろうなと思うので。

 

なので、リードが張らないように一生懸命テルモに着いて行って、興奮しすぎて木道から湿地の中に飛び出してしまわないようにしないといけなくて、リードワーク修行中の私には、けっこう難易度高いコースです。

私の緊張もまた、リードを通してテルモに伝わってしまうはずなので、それもまた興奮のエスカレートのきっかけになるかも。なので、自分で自分に『落ち着け、あたし。緊張の脇汗かくなヨ~。』って言い聞かせつつ(言い聞かせたら脇汗かかない訳じゃないと思うけど^^;)時々止まって深呼吸して周り見渡して、平静を保つように努力してます。

ここを通過し終わると『ふう~っ』とホッとします。

 

だったら、このコースを通らないと良いんじゃない?って思うかたもいらっしゃるでしょうかね?

 

だけど、テルモがここを通るときのこの動物らしい生き生きした姿を見ると通りたいですよねえ。

散歩ってそういうもんじゃないかな。

ましてや、獣の気配を一心不乱に探す犬を叱ってやめさせようとするのは、わたし的には全然違う。

犬は動物だもの。

安全に歩くこと、それは犬の課題ではなくて、ハンドリングする「私の」課題です。

犬の「楽しい」のために、リードワーク頑張りたい、頑張るぞ!

ね、かなり「変態」でしょ?(笑)

 

お散歩で尻尾を観察

こんにちは

 今日は雨風が止んでくれました。

気温はがくんと下がって10℃前後。このくらいが本来のこの時期の気温ですね。

先日、きれいだった小学校のもみじが昨日の強風ですっかり葉を落としていました。

その代わりにお隣の別のもみじが紅葉していました。

葉っぱは単純な赤とか黄色だけじゃないんですよね。

とても人工的には造れない。

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この公園はホウノキがたくさんあります。

ホウノキの落ち葉は大きくて存在感満点。

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走りながら撮るからブレブレご容赦ください(^^;)

いつもおやつ探しする斜面も、草野球場の外野エリアも落ち葉がたくさん。

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どうやら、昨日はほかも雨っぽかったようですね。

つくばでシッターさんしている犬のお仲間さんのところも。

wanwanhelp.blog.jp

ワンワンヘルプさんのゲストワンコさんたちも小雨の中をお散歩を楽しんで来たようですね。近くだったら、お願いしたい頼れるシッターさんです。

お近くのかた、お留守番苦手なワンコさん、どうぞご相談してみてください(^^)

 

 

こないだの木曜日は楽しいこと盛沢山だったので、またまたその時のお話を。

tellmore-mom.hatenablog.com

金曜日から連日で書いております…(^^;)

 

子犬のチコちゃんファミリーと別れたあと、みかんちゃん親子と一緒に馴染み公園をテル散歩してきました。

 

前回の散歩のときに、みかんちゃんがテルモの尻尾をよく観察していたので、こんなお話を。

「尻尾は上がっている下がっているのほかにも、右寄り左寄りでも気分が違うらしいよ」と。

イタリアの神経科学の研究者が’Current Biology'という学術雑誌に投稿した論文だそうです。こちら↓の記事をご参照くださいませ。

 

wired.jp


'Current Biology'…日本語訳するなら「最新生物学」って感じでしょうかね。専門家による査読がある雑誌らしいので、ある程度再現性の高い論文とみなされているのでしょう。2013年11月の発表です。


英語バッチリな方には、こちら↓がもとになった論文(^^)
私はGoogle先生に翻訳してもらってます(^^;)

www.sciencedirect.com

 

で、この論文の途中に、実験で使用した「犬が尻尾を振る映像」がありますので、ぜひご覧になってみてください。

 

実際には尻尾は振り子のように揺れるので、右と言っても左向きにならないワケではない。どちらかというと右側に大きく振りがちっていう感じでしょうか。

でも、確かに右寄りと左寄りがあって、そのニュアンスがつかめると思います。

 

そして、実際にテルモもよく注意して見ていると、どちらかに多めに振っているのは観察することが出来ます。ただ、リードを持っていると、尻尾以外にも目を配らないといけないところが色々あるので、肝心な時に見落としてたりします。

特に、ほかの犬と出会った時は、お相手のワンちゃんの様子に注意を向けていることが多いので、テルモの様子はなんとなく全体的な後ろ姿を視界に入れているだけっていうことも、ままあります。

 

そんな時、みかんちゃんがいてくれると、尻尾専属で観察してくれるのでとっても助かる~~!

 

 

犬の尻尾の話から発展して、犬は吠えるのも会話みたいなものだけど、尻尾とか耳とか体を使ったシグナルもあるよねえ…なんておしゃべりしながら。

そうしたら、ちょうど、黒柴ちゃんに会った時にテルモが背中の毛をぶわっと逆立てました。

黒柴さんと分かれてすぐに「今の見た?」とみかんちゃんとママ様にも背中の毛の逆立ったのを見てもらうことが出来た。かな(^^;)?
背中の毛はすぐにはペタンコにならなくて頭側から早く消えて、お尻に近い側は少し残っていますね。

感情の高ぶりが大きいほど、頭からお尻まで一列全体に馬のたてがみみたいに立つし、そうでもなければお尻側が少しだけ逆立つ場合も。

 

人間なら「鳥肌が立つ」みたいな感じでしょうかねえ。でも鳥肌は立てようとして立つものではないから、犬の背中の毛もそんな感じなのかな?

テルモがしゃべれたらいろいろ聞いてみたいです(^^)

 

というわけで、来週もみかんちゃん親子とまた一緒にお散歩するのが楽しみです!

 

 

 

また一緒にお散歩できるといいな♪

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今日は一日強い雨と風でした。

夕方に雨風止んで5時頃やっと散歩に。

でも、もう真っ暗。三日月と一番星が綺麗でしたけど。

 

 こんな↑気圧配置だそうなので強い風が吹くはずですね…

南西の風だったので気温は高くて不気味なお天気。

サハリンや国後、択捉辺りはどんなにか恐ろしい風だったろうか…

 

 

 昨日は朝は若いプードルのふうちゃん、夕方はみかんちゃん親子が来てくれて楽しいこと盛りだくさんでブログにも少し書きました。

tellmore-mom.hatenablog.com

 

夕方のみかんちゃん親子と一緒に散歩に行ったとき、途中まですぐ近くの子犬ちゃんのチコちゃん(仮名)とママさんと幼稚園に行っているお嬢ちゃんも偶然一緒になったんです。

 

まだ、一歳未満の小型犬のチコちゃん、お会いするのはこれが3度目。
チコちゃんちのお嬢ちゃんがテルモを好きになってくれて、私たちがお散歩しているのを見つけると「テルモ~♪」と呼んでくれます。

ありがとうね(◍>◡<◍)♡

チコちゃんはお外の世界にはまだちょっぴり馴染んでいなくて、テルモがチコちゃんの方を向いて近づて行くと、勇気出して?(^^;)「ワンワンワン!」と吠えたあと、慌ててママさんの足の後ろに隠れます。

なので、チコちゃんに会った時には、あまりテルモを近づけないようにしています。

3度目の昨日は、私に止められているテルモに自分から「ガウ~~」と小さい唸りまじりでワンワン言って近づいて来てました。でもテルモがチコちゃんのほうに顔を向けると、やっぱり慌ててママの足の後ろに退避しワンワンワン…

小さいながらも精一杯頑張っているようです。

『これは歩くに限る!』と直感して立ち止まらずにテルモと歩き始めました。

お嬢ちゃんがすぐにテルモのあとを着いて来たら、チコちゃんも一生懸命にお嬢ちゃんのうしろを追いかけて着いて来ました。

テルモとチコちゃん、少し離れて同じ方向を向いてスタスタスタスタ歩いていると、チコちゃんは吠えません。お嬢ちゃんとママとみんなで一緒に小走りする姿はとても嬉しそうで微笑ましかったです。ママさん頑張りました!お疲れさまです!

こんなふうに、気にならない距離感で一緒に歩けるのはいいですね。

実際に犬がどう思ったかは聞いてみないとわからなくて『真実は神のみぞ知る』なんですけどね。

小走りするチコちゃんの全身からあふれるウキウキ感は伝わったような気がしました。

そんな感じで、チコちゃんファミリーはけっこうな距離を一緒に歩いてくれました。

正味時間にして10分ぐらいかな。

たぶん、よそのおじちゃんワンコとこんなに長い間一緒に歩いたのは初めてだったかも(^^;)

 

ママやお嬢ちゃんも一緒に走ってくれて、どうもありがとうございました(*^_^*)!

よその犬にちょっと不慣れな子犬ちゃんのお散歩は飼い主さん大変だろうなって思います。

私は、反対に社交的すぎて犬でも人でも近づきたくてしょうがない、ハチャハチャな子犬しか知らないのですが、それでも、お散歩は気が重くなりました。正しいリードワークも体の使い方も知らなかったので、腱鞘炎になってしまったし。

でも、トレーナーさんが家庭訪問で「大丈夫!」と一緒に行ってくれる時は本当に安心して歩けました。

ちょっと吠えちゃう怖がりさんでも、こうやって気にしない大人犬と一緒にみんなで歩けたら、いくらかでも飼い主さんの気持ちが軽くなるでしょうか。

特に小さなお子さんを育てながらの毎日に、ゆっくりと子犬を連れて外に出るのはなかなか難しいでしょう…

 

チコちゃん、また一緒に歩けるといいんだけどなあ…

 

 そうそう。
ふうちゃんも、風に飛ぶ枯れ葉を追いかけて捕まえたりテルモにワンワンしてみたりあどけない感じなんですね。
人間から見たらカワイイ感じだけど、彼はそろそろ2歳になる大人犬。

いっぽうのチコちゃんは頑張って気丈に振る舞っているように見えても1歳未満のパピーちゃん。

この違いは、テルモの行動によく現れていました。

人間には、あどけなく映ってもふうちゃんは大人の若者。テルモは昨日は、少し慣れて来たと判断したのか、プレイバウで遊びに誘っていました。ふうちゃんは、それが思いがけなかったのか、一瞬ひるんで後ずさっていましたけど、そのあとは気を取り直してプレイバウで応えていましたね。

「おお~!」って思いました。

いっぽうのチコちゃんには、テルモはあっさりとスルーしていました。

これが「パピーライセンス」ってやつなのかなあ?どうなんでしょう?

どなたかパピーライセンスについて大人犬の行動を経験しているかたいらしたらアドバイスくださいませ(^^)

犬らしい散歩を…

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お散歩で鹿に遭遇

今日また、みかんちゃん&みかんちゃんママ様と一緒に夕散歩に行きました。

馴染み公園の広場で鹿に遭遇しました。

テルモは、前のめりにジャンプしながらひと吠え「ワン!」を何度か断続的にやってガッツリ鹿をロックオン。

吠えられているのに鹿はこっちに向かって来てしまって…

人間3人と犬一頭、遠くの鹿と向き合って

「どうしようねえ…このままだとどんどん近づいてきちゃうねえ…。」

と、戸惑っていたら、再度テルモがひと吠えして、鹿はくるっと方向転換して、ヒョイヒョイとジャンプしながら繁みに走り去って行きました。

 

警戒心があんまり高くなさそうな鹿でした…車にひかれないといいけどね。

 みかんちゃん達とのお散歩は今回もいろんなお話して笑いながら楽しかったですよ~。それはまた今度ゆっくりと…(^^)

 

 今日は、朝ん歩から帰って来たら、ふうちゃんがちょうどお散歩に行くところで寄って行ってくれたんです。

3mリードが到着したのですって。

ふうちゃんのママさん、まだ慣れていないから道路は危ないかなと、公園でつけようと3mリードを持参されてました。それがいいですね。3mは慣れたら手放せないアイテムだけど、少し練習と慣れが必要かもしれないです。

まずは、両手で操作するので、散歩バッグは斜め掛けかリュックかウエストポーチ型とかにするとか…ね。

 

 

テルモがうちに来た当初から、私はこちら↓で

osanpotraining.jimdofree.com

リードワークワークショップに参加して教わることができたのでラッキーでした。

 

3mでも短いリードでも、いつも「緩める」ことがミソ(だけど引きずらないでね)。

『リードを緩めるためにどうしたら良いの?』

この素朴な疑問に対する夏目先生のお答えは明快かつ目からウロコでしたよ!

「犬が走ったら後ろから走ってついていけばいいんです!」

『へ??ん?…ああ、そうなの?』

一瞬戸惑いましたけど理に敵ってました。

 

犬の速度>人間の速度なら、犬は人を引っ張ることになるし、
犬の速度<人間の速度なら、人が犬を引っ張ることになる(なかなかないけど)。
犬を行かせたくない時に、行かせまいとリードで犬を引き寄せても…
いずれもリードにはテンションがかかってしまいますね。

 

 なんとなく、そうなのかと思いつつも半信半疑でもアドバイスどおりに

テルモが走れば私も走る。

テルモが歩けば私も歩く。

リードは緩めるけど引きずらないように手繰り寄せたり伸ばしたり。

飛び出して危険な時は、しっかり止める(引っ張る必要はないです)。

 

テルモが来て1年ぐらいは、テルモは本当によく走りました。特に外に出始めはやっぱり嬉しいのか、けっこう速くて、車の来ないサイクリングロードなんかは、背の高い草むらをワッシワッシと走ってました。

よくついていけたなあ~アタシ(笑)

 

そうやってリードにテンションがかからないように走ったり歩いたりしてることで、犬ってこんな時はこういう動き方をするんだとか、そうなんだ~と思うことがたくさんありました。

今まで封じ込められていたかもしれない犬らしい行動も出て来ました。

そのひとつが「拾い食い」。でも、それって犬は全然悪いことだなんて思っていない。

ほかには、よそのお散歩犬さんに会うとキューキュー鼻を鳴らるとか、突進するとか、吠えるとか…。

どれもみんな犬的にはコミュニケーションだったり理由のある行動なんですよね。

 

もともと、お仕事犬だったので合図をすれば行儀よく脚側歩行も出来たと思います。

 それよりも、今まで人のために頑張ったぶん、出来る限り犬らしくしてほしいと思っていました。

とはいえ、犬らしさをまるっとそのまんまでは、いささかお散歩もしにくいですよね。

拾い食いなんて、モノによっては危険だし…。

 

ということで、リードワークですが、こうして思い出してみると

リードワークって「リードの扱い方」だけじゃないんだよなあってつくづく実感します。

 

学べば学ぶほど、犬ってすごい!

ひとつわかってもまた新しい疑問が生まれて新し世界が開ける。

それがとても面白いです。犬と暮らす醍醐味。

 

 リードワークちょっと面白そうだなあと思った方は、ぜひお散歩トレーニングへ。
家庭犬のリードワークを教わることができるところは、なかなかないので…。


遠方の方にはこちらの本はいかがでしょうか。

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 もっともっとマニアックに学びたいという方にはこちらを!

 

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いやいや、まだまだ!

寝ても覚めても変態的に犬が好きだ~~!!という方にはこちらをおススメ(^^)

 

charliemama3.hatenablog.jp